【東京オートサロン2024】で憧れの工具が驚きの価格で手に入るかも? 工具メーカーブースは宝島!!【DIY派はこれを揃えてお工具!・特別編】

新春恒例のチューニングカー&カスタムカーの祭典『東京オートサロン2024』。このイベントにはクルマ好きだけでなく工具ファンも注目する。その理由はTONEブースでは会場限定の超特価激安セールが開催されるから。今回はそんなTONEはもちろん、KTC、ロブテックス、アストロプロダクツといった出展工具メーカーのブースをチェックしてみた。

見どころはクルマじゃない! 女の子でもない! 工具だ!

2024年1月12日(金)〜14日(日)の会期で幕張メッセ(千葉県)にて開催中の『東京オートサロン2024』。クルマ好きにはすっかりお馴染みの国内最大規模のチューニングカー&スタムカーの祭典であり、新春恒例のイベントとなっている。
筆者も毎回必ず会場を訪れているが、その一番のお目当てはチューニングカーやカスタムカーでもなければ、メーカーが出品するニューモデルでもなく、ましてや出展車両に彩りを与えるレースクイーンやキャンギャルでもない。それはズバリ……「工具」である!

『東京オートサロン』の会場

このイベントにはチューニングショップやカスタムショップと並び、TONEやKTC、ロブテックス、アストロプロダクツなどの工具メーカーが出展しており、会場限定の特別セール価格で販売されるのだ。しかも、そんじょそこいらのセール価格とはワケが違う。毎回広いブースを確保し、大量の製品を持ち込んでいるTONEなどは、4割5割引きが当たり前。ものによっては7割8割引きという正気を疑うようなトンデモ価格で販売しているのだ。
日常的に工具を使うプロのメカニックはもちろんのこと、趣味としてDIY作業を楽しむアマチュアもこのチャンスを見逃す手はない。

西ホール3のTONE ALPHAブース。

朝イチで会場入りした筆者は、脇目を振らず西ホール3のTONE ALPHAブースに急ぐ。目の前に広がるのは工具、工具、そして工具の山だ。それも皆すべてが安い。昨今の原材料費高騰により牛丼もラーメンもハンバーガーも値上げされてすっかり高くなったが、オートサロンで販売されるTONE製工具だけはそうした世相とは隔絶されていた。筆者は整然と陳列されたお宝の山を前にして、大海賊の残した莫大な財宝を発見したジム・ホーキンズ少年のような高揚した気分を味わった。

衝撃価格! TONEのエクストラローラーキャビネットセットが90万円!

TONEのスタッフに今回の目玉商品を尋ねたところ、紹介してくれたのが入り組み点数450点・343万2000円相当の工具が巨大なキャビネットにセットされた「エクストラローラーキャビネットセット」だった。全長1811×全幅560×全高1125mmの立派なキャビネットに自動車・バイク整備に必要な工具がすべてセットになって90万円という衝撃価格!

威風堂々のTONE「エクストラローラーキャビネットセット」。この内容で90万円はムチャクチャ安い!

同じキャビネットを用いたレギュラー商品のセットが定価197万円で販売されていることを考えれば驚異的な安さである。しかも、工具の入り組み点数は69点も多い。

引き出しを開ければご覧の通り。美しいTONE製工具が整然と並ぶ。カーボン柄のホルダーも唆る。

価格や置き場などを考えればアマチュアのサンデーメカニックには手に余る代物だが、工場を持つオーナーメカニックならお買い得感があるだろう。「職場の工場に置くスペースもないし、ここまでのセットはいらないよ」というプロには、70万円の「ワイドキャビネットセット」などもあり、工具セットの買い替えや春から修理工場への就職を考えている人はこちらを検討するのが良いかもしれない。

「エクストラローラーキャビネットセット」よりもコンパクトに、だが必要なほとんどの工具をセットにした「ワイドキャビネットセット」。こちらもお買い得。

これから趣味で愛車いじりを始めようと考えているアマチュア向けには、4万5000円~7万5000円の「ツールチェストセット」が用意されている。

DIY派のスターティングセットとしても最適な「ツールチェストセット」。

TONEの工具と言えば、国内ではKTCと並ぶ上質工具だ。かつては質実剛健でいかにもプロ仕様といった雰囲気であったが、最近のレンチ類などはデザインも垢抜けており、ガレージに飾っておいてもなかなか絵になる。一から工具を揃えようと考えている人は、この機会に手に取ってみてはいかがだろうか。

プロ・アマ問わずにオススメできるツールはコレだ!

すでにある程度の工具が揃っていると言う人にオススメしたいTONEのセール商品が、明るさ4000ルーメンのLEDワークライト(定価4万9500円→会場限定価格1万3800円)、差し込み角1/2・3/8の電動ラチェットハンドル(定価4万9500円→会場限定価格1万5000円)、差し込み角1/2・3/8のプレセット型トルクレンチ (定価2万3650円/2万460円→会場限定価格1万3000円/1万2000円)だ。

4000ルーメンの明るさを誇るLEDワークライトはまさに目玉商品。

手持ちの作業灯しか持っていなかった筆者は、迷わずにLEDワークライトを購入した。角度調整可能な3つのワークライトを組み合わせたヘッド部分はスタンドから分離でき、マグネットやフックが内蔵されていることで壁面や天井に設置が可能となる。スタンドも3段階で高さ調節が可能とまさに至れり尽くせりだ。

LEDワークライトのヘッド部分は脱着可能。マグネットとフックの内蔵で壁掛けや天井から吊るすこともできる。

電動ラチェットハンドルはボルトやナットの締め過ぎを敢えて弱めに設定した、現場で使う人のことを考えた親切設計。手動での本締めにも対応しているので、わざわざ工具を持ち帰るまでもなく、これ1本で作業を済ませられるのがメリットとなる工具だ。

近く新製品へのモデルチェンジが発表されるとのことで、現行モデルの電動ラチェットハンドルが超特価で販売されている。

プレセット型トルクレンチについては今更説明するまでもないだろう。適切なトルク管理は整備の基本。ところが、東日やスナップオン、スタビレーなどの一流メーカー品は目が飛び出るほど高価で、業務で日々使用するプロならともかく、アマチュアレベルではある程度の工具を揃えている人でも持っていないか、持っていても無名メーカー品ということが多い。その点、プロユースにも耐える品質のTONEなら自信を持って誰にでも薦められる。精度は高いし、メーカーで校正にも対応してくれるので大事に使えば末長く使えるだろう。
そんな高品質なトルクレンチがこの価格で買えるのだ。まだ持っていない人はこのチャンスは絶対に逃すべきではない。

適正なトルク管理に不可欠なトルクレンチ 。これまた安い!

エアツールや単品工具、消耗品などなど……思わず目移りする品揃え

エアツールもお買い得価格で販売していた。

エアコンプレッサーをすでに所有している人には、エアーインパクトレンチやエアゲージ、ソケットなどをセットにした「エアツール(タイヤ交換)セット」(定価8万5113円相当→会場限定価格3万円)、エアーラチェットやソケット、フェンダーカバーがセットになった「エアーラチェットセット」(定価6万7045円相当→会場限定価格2万4000円)なども販売されている。もちろん、レンチや掴み物などの単品売りの工具も驚きの価格で販売されていた。

「エアツール(タイヤ交換)セット」や「エアーラチェットセット」はかなりオススメ!

TONEブースには高品質かつ安価な工具が目白押しだった。たとえ買い物のし過ぎで財布が寂しいことになったとしても、しばらくはカップラーメンを夕食の伴にする日々を過ごせば良いだけの話である。一方で良い工具はときに一生モノとなる。まさしく「買わずに後悔するなら買ってから後悔しろ」と筆者は思うのである。

レンチや握りものが単品でもかなり安い。色々なサイズを揃えたくなる。
ニトリルグローブやファイバーロールタオルといった消耗品も安い。

TONEだけじゃない! 工具メーカーブースはいずれも必見だ

品質の良い工具をリーズナブルに販売するアストロプロダクツも出店。ただでさえお買い得な製品がさらに衝撃のプライスに!?

ほかにも会場には中ホール6のアストロプロダクツ、東ホール7のロブテックス、北ホール10のKTCがブースを構えており、それぞれにお買い得な製品やレアなアイテムが用意されている。

モンキーレンチでお馴染みのロブテックスはハイブランドのJ-CRAFT99とアパレルをメインに販売している。

チューニングカーやカスタムカーをだけがオートサロンの楽しさではない。実際に目で見て手にとって上質工具を安く買えるのもこのイベントの魅力のひとつであると、筆者は言いたい。

KTCブースは車両展示だけでなく、スターティングセットを中心に自社製品をセット販売していた。ネプロス製品が詰まったセットが2万円!? これはかなり安い!

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