「F-Pace」を除く全ラインアップを廃止か…ジャガー復活への大英断とは!?

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ジャガーは現在、新型EVを3台開発中だが、業績回復へ大きな革命を計画していることがわかった。

可能な限り高級化され、ベントレーやロールスロイス級の3千万円〜4千万円クラスが予想される

ジャガー 4ドアGT ティザーイメージ

今年初め、ジャガーはSUV「F-Pace」を除くすべてのラインアップを年末までに廃止すると発表した。同社社長のロードン・グローバー氏は、この変更は「収益性がゼロに近づいた」ためだと述べている。

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同氏は11年以上同チームの一員であり、以前はフォルクスワーゲンとセアトで勤務、ジャガーブランド自体を高く評価している。ジャガー復活には「原点に戻ることだと考えています」と語っており、「量販を狙ったのはうまくいかなかった」と認めている。今年、5種類の異なる車種を発売したが、そのすべてが7万7900ドル(約1,100万円)以下からスタートした。だが、これまで以上に最高級のモデルで、より裕福な購入者をターゲットにしようとしているのだ。

再生へ向けた新型EVは、「圧倒的な存在感」があり、おそらく賛否両論になるだろうと語る。そして「非常に魅力的でなければならない… EVだからというだけで10万ドルのEVを欲しがる人はいない」と結論付けている。

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まず第一弾として「I-PACE」とは異なる4ドアGTで、これまでよりエッジが効いたデザインになるという。勝負をかけるモデルに、人気のSUVでなく4ドアGTというのは大胆な動きだが、それこそジャガーが原点に帰るということなのかもしれない。量産型では、新開発の「JEA」アーキテクチャを採用、最高出力はブランド最高の数値となる。

超高級ブランドへの移行が始まると、可能な限り高級化され、ベントレーやロールスロイス級の3千万円〜4千万円クラスが予想される。価格は高くなるだろうが、それは顧客との関係が価値あるもの、それ以上のものだと感じられることを意味し、ブランドは最終的に収益性を取り戻す可能性があるだろう。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…