大型キャンピングカー同様の作り込みで、快適な居住空間を生み出した軽キャンパー

軽キャンパーのボディサイズ枠いっぱいで作られたキャブコンスタイル。高断熱のアルミパネルを使って、外気温の影響を受けにくくした。ポップアップルーフで室内は広々仕様だ。
TEXT:キャンピングカーライフマガジン編集部

軽キャンパーながら充実の設備が特徴的

軽自動車サイズに収められたキャブコンモデルのインディ108。ハイゼットトラックをベースにリアの居住スペースを架装している。車内は広々としていて、大人4人がくつろげるリビングルームを実現した。ポップアップルーフを上げれば、車内で立って歩くことも。軽自動車とは思えないほどの空間が生まれる。

■ベース車両:ハイゼットトラック/サイズ:3395×1470×1990㎜
■乗車・就寝定員:4名・4名
■標準装備:サブバッテリー、走行充電システム、外部AC電源、アクリル2重ウィンドウほか
■オプション:FFヒーター、サイドオーニング、バックカメラ、フロント間仕切りカーテンほか
●価格:414万9200万円〜
問:東和モータース販売(東京都杉並区) TEL:03-3303-1146 https://towa-motors.com/

キッチンはコンパクトにまとめられており、左側のキャビネットにインストール。機能的でシンプルなレイアウトは室内空間を有効活用するのに役立っている。おかげで、リビングスペースをベッド展開すると1900×1130〜1000mmの広さに。ポップアップルーフ部分にも2100×1170mmのベッドを展開できるので、4名就寝を可能にした。

インテリア家具は明るく落ち着いたカラーリング。運転席、助手席もリアの居住空間と合わせたファブリックが採用されており、統一感のある車内空間が生まれた。テーブルはキッチンキャビネット後方へ、シートマットは壁側後方へ収納でき、あいたスペースをラゲッジとしても利用できる。

エントランスに網戸がセットされるなど、大型キャンピングカーと変わらない快適な設備が満載。コンパクトだが、設備の充実した軽キャンパーだ。

レイアウト

室内は大人4人が対面対座できるリビングレイアウトを実現。サイドに備え付けられたコンパクトなキッチンも使いやすい。ポップアップルーフを立ち上げると室内空間に広がりが生まれ、開放的な雰囲気に。窓はアクリル2重ウィンドウが採用されていて、リヤ、サイド、そして、リヤ両サイドにも設置。全面から光が差し込んでくる。

気になるインテリアをチェック

ボディに大型キャブコンと同じアルミパネルを採用。軽量かつ高断熱で快適な車内空間を作り出す。セカンドシートをフラットにして、リアマットをセットすれば、簡単にベッドレイアウトを展開。ポップアップルーフ部分はベッドスペースとして利用できる。
ポップアップルーフ部分は床をセットできるので、ベッドとしても利用できる。両サイドにファスナーで開閉できるサイドスクリーンを設置。
広々とした室内空間。ポップアップルーフを上げると、さらに空間が広がる。車内で立ち上がることもできるので、着替えなどの際に便利。
取り外し可能なテーブルが室内の中央にある。4人で利用できるように4個のカップホルダーも装備された。窓はアクリル二重ウィンドウで窓からの冷気などを遮断する。
サイドキャビネットにコンパクトなシンクがセットされた。カウンタートップは作業スペースが確保されており、調理もしやすい。

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