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大人4人が快適に乗れる空間 年次改良で走りや装備は熟成
現行CX-5は発売から7年以上が経過するが、昨年もマツダの国内ベストセラーだった。当初はCX-60を事実上の後継車としてフェードアウト予定ともいわれたが、その衰えぬ人気に、マツダが心変わりしたとかしないとか。
エクステリア
今ではCX-60(や海外専用のCX―50)とは別の正真正銘の次期型CX-5の開発が進んでいると、まことしやかに囁かれるようになった。CX-5の人気が衰えない最大の理由は〝ちょうどよさ〞だろう。
インストルメントパネル
ボディサイズはRAV4やエクストレイルよりコンパクトだが、カローラクロスよりはゆったりしており、大人4人でも十分に快適で、荷室もほぼどんな趣味にも対応できる広さだ。さらに、上級のディーゼルでも価格はほぼ300万円台に収まる。
居住性
マツダらしく毎年のように地道に改良やアップデートが続けられてきたのも特徴で、アウトドアイメージを強めた「フィールドジャーニー」というグレードは以前のCX-5では考えられなかった存在である。プラットフォームは最新のCX-30などより旧式となるが、先進運転支援システムも大きく見劣りはせず、年次改良で最新のUSB-C端子を追加するなどの改良も地味にうれしい。
うれしい装備
月間販売台数 1758台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表 16年12月(一部商品改良 23年9月)
WLTCモード燃費 17.4 ㎞/ℓ※「XD」系のFF車
ラゲッジルーム
実際、CX-5は走らせても古さはほとんど感じないどころか、細かいところまで熟成されて、およそ気になるササクレのようなものが皆無である。人気は2.2ℓディーゼルだが、少なくとも静粛性やドライバビリティでは欧州勢と比較しても、見劣りはしない。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。