初代リッジラインは2005年に登場。第2世代は2016年から販売されているが、それ以降8年間、大きな変更なく生産されている。そしていよいよ、3代目への世代交代が噂されている。
ホンダは2026年型「パスポート」を発表し、前モデルから大きく逸脱した。より大胆でボクシーなデザインと、強化されたオフロード性能により、ホンダがより冒険的で頑丈なSUVに進化している。果たしてリッジラインも同様の進化を遂げることができるだろうか。
現行型リッジラインは、中型ピックアップ・セグメントでは依然として魅力的な選択肢の1つではあるが、外観と内装の両方が古さを感じ始めていることは明らかだ。
次期型では、新型パスポートとフロントエンドを共有するという噂どおり、予想CGでは新しいパスポートのフロントエンドとリヤエンドを新設計し、ピックアップボディに移植。結果は驚くほどハマっていると言っていいだろう。
フロントエンドは、小さな黒いグリル、頑丈そうなシルバーの下部バンパー、赤の牽引フックを装備。リッジラインに特によく似合っていると言える。既存のリッジラインよりも現代風に見えるだけでなく、より柔らかいユニボディの土台にもかかわらず、箱型のシェイプが幅広い顧客にアピールするはずだ。
リヤエンドでは、パスポート新型と共有するLEDグラフィックを内蔵したテールライトが確認できるが、そのアウトラインはよりスリムに変更されている。
パワートレインは従来の3.5L V型6気筒エンジンから3.0L V型6気筒エンジンに変更。マイルドハイブリッドシステムなどの恩恵を受けると予想されている。また、パスポートに標準装備されている「インテリジェント・トラクション・ダイナミクス・システム」の最新世代が搭載されるだろう。
リッジライン次期型の登場は早くても2026年以降になりそうだが、三菱「トライトン」に続いて日本導入も期待したい。