KUHLRACINGのR35GT-Rは、迫力満点のフルバンパーエアロを装着！
まずはフロント回りから。MY24モデルをオマージュしたフロントバンパーとなり、MY24純正のハニカムデイライトを左右に配置し、バンパー上部の横一文字プレスラインやアッパーグリルの造型でMY24仕様ともいえるデザインに仕上げられている。
バンパー下部はKUHLらしいエッジの効いたスポーティラインのディフューザーをバンパーと合体させた意匠となっており、そして新たに薄型のワイドアンダーディフューザーを装着して、ワイドボディへの対応と迫力アップを行なっている。
MY24 EDITION フロントバンパーは、上部のプレスラインを2種類設定。
写真の開発車両はMY14モデルとなるので、ボンネットから続くプレスラインが薄めとなっている。MY08モデルからMY15モデルまではこの薄めのプレスラインとなり、MY17モデル以降はキツめのプレスラインとなっている。そこでMy08～15モデル、MY17以降モデルでの2種類のバンパーが必要となるので、KUHLではモデル年式に合わせて2種類のバンパーを用意したという（手前の木枠を組んだフロントバンパーはMY17以降モデル用のマスター型）。
そして、このフロントバンパーとアンダーディフューザーは量産をスタートさせているため、MY24を感じさせるフェイスに仕上げたい人は要チェックといえるだろう。
フロントフェンダーは「東京オートサロン2024」に出展させたデモカーの市販化モデルとなる。片側30㎜のワイド化を実現出来る、純正交換タイプのワイドフェンダーとなり、純正フェンダーをカットする必要はなく、外した純正フェンダーを保管しておけば、いつでも純正復帰が可能となる。
R35GT-Rの通常ボディでは、フロントホイールのインセットがプラス方向になるため、コンケーブのキツイorリムの深いホイールを装着することが出来なかったが、片側30㎜のワイド化を実現出来ると、ホイールの選択肢が増えたり、コンケーブのキツイ or リムの深いホイールが装着可能だ。また、タイヤサイズも太く設定できるため、サーキット走行をされる人にもメリットが出てくるはず。
ワイドフェンダーからつながるバンパー両横のサイド部分のアタッチメントはこれから開発を行なっていくとのこと。写真の車両に装着されているワイドフェンダー用バンパーアタッチメントの下部を延長し、違和感なくバンパーとフィットするように下部の造型変更を行なっていく予定とのこと。
また、写真の車両に装着されているサイドステップ＆ディフューザーは、既存品の「FINAL EDITION」サイドステップ＆ディフューザーを流用している。
同じく、リアフェンダーも仕様変更のための開発を行なっているとのこと。リアフェンダーもフロントと同じく片側30㎜のワイドサイズとなる。純正フェンダーをカットすることなく、ノーマル車高で走行時ツライチのホイールマッチングが可能なサイズ感となっているので、純正フェンダーをカットすることなくワイド化したい人には、もってこいのフェンダーだろう。
こちらもフロントバンパーアタッチメント下部と同様に、フェンダー下部の延長と逆ゾリ化により、純正ボディと馴染む形状へとスタイルチェンジを行なっていくとのことだ。
リアバンパーもフロントバンパーと同じくMY24モデルを意識させるとなっている。バンパー上部の横一文字のプレスラインや、ナンバーポケットの意匠はMY24モデルをオマージュしたデザインに仕上げ、バンパー下部にはKUHLらしい立体感を加えつつ、少しエレガントさも意識したデザインにて進めている。
マフラー周囲はエッジを効かせた「囲いライン」で構成し後方へと延長。そして、センター部分にはMY24モデル純正の縦型バックフォグをインストールし、上部はMY17モデルを連想させる台形の張り出しラインで迫力とスポーティ性UPを狙ってみたという。
薄型のアンダーディフューザーは、KRUISEブランドのMY24バンパー用をそのまま流用出来るようにアレンジ。写真では底面のアンダーフィン3枚の設定となっているが、アンダーフィンなし、2枚仕様など、好みで追加設定できるようになっている。
リアバンパー＆ディフューザー下部には「リアアンダーサイドカナード」なるパーツを開発。このサイドカナードは、ワイドボディ化に対応させつつ、リアサイドにアクションを追加させるアイテムとなる。このカナードは、底面がフラットなKUHLエアロパーツなら、どんな車種でも装着可能なので、今後汎用タイプのカナードとして販売していく予定とのこと。
