アセントとインプレッサも前年同月を上回るセールスを記録
北米スバル(Subaru of America)は2022年2月の販売台数が4万4866台となったことを発表した。これは4万8300台だった前年同月と比べると7.1%の減少となる。半導体不足とサプライチェーンの問題は、今でも自動車のみならず製造産業に多大な影響を与え続けている。
そんな厳しい状況下で好調だったのがクロストレック(日本名XV)だ。クロストレックとともに北米スバルの主力車種として君臨するフォレスターとアウトバックが数字を落とす一方で、クロストレックは1万4476台をセールス。前年同月比+35.4%を達成し、2月の販売台数としては過去最高を記録した。
また、アセントは前年同月比+12.2%、インプレッサも前年同月比+30.0%と好調だったほか、21年秋にモデルチェンジを果たしたBRZも前年同月に対して約2倍の販売台数を達成した。
なお、北米スバルは2月8日から新型EV「ソルテラ」の予約受付を開始した。購入希望者は希望の販売店やボディカラー、内装を選択した後、予約料250ドル(約2万8750円)を支払う。その後、4月から5月にかけて正式価格が発表されてから最終的な受注が完了する。
ジェフ・ウォルターズ販売担当上級副社長によると、ソルテラは「予想を上回る予約」を集めているとのことで、予約開始から72時間でほぼ予約枠は埋まってしまったという。納車は夏ごろの開始予定となっている。
北米スバル・車種別販売台数【2022年2月】
フォレスター:1万1255台(−16.5%)
インプレッサ:3520台(+30.0%)
WRX/STI:31台(−98.2%)
アセント:5181台(+12.2%)
レガシィ:1417台(−36.6%)
アウトバック:8637台(−31.8%)
BRZ:349台(+95.0%)
クロストレック(日本名XV):1万4476台(35.4%)
トータル:4万4866台(−7.1%)
※( )内は前年同月比