F1とWEC、そしてWRCを開催しているのは、わずか4カ国! モータースポーツ大国ニッポン!?

日本の街並みを走るWRCマシン。開催には自治体、警察などの協力が必要だ。 PHOTO:Rally Japan
現在開催中のWRCラリージャパンは、2022年の最終戦だ。日本開催は12年ぶりだが、そもそもモータースポーツの「世界選手権」を開催するのは、そう簡単ではない。同じ年にどんな国が開催しているか、見てみよう。
ラリージャパンのラービスパークは豊田スタジアムに置かれている。PHOTO:Rally Japan

モータースポーツの「世界選手権」はFormula 1(F1)、World Rally Championship(WRC)、そしてWorld Endurance Championship(WEC)の3タイトルがある。それぞれ、スピードの意味が違うけれど、F1マシン、WRCマシン、WECのマシンは「究極のレーシングマシン」である。

1990年代までよりイベントの開催数が多くなっているが、レースイベントを開催するには、高いハードルがある。施設、経済力、運営能力、観客動員力=その国でのモータースポーツの認知……などがトータルで高い水準にないと開催はできない。

では、どんな国が開催できるのか? 
まず、F1は2022年に22戦開催される(23年は24戦だ!)。
この22カ国のうちでWECを開催しているのは、
アメリカ
ベルギー
フランス
イタリア
バーレーン

そして、日本だ。逆に言えばWEC開催国はすべてF1を開催している。

では、F1とWECとWRCを開催しているのは

F1とWECとWRCを開催しているのは
フランス(モナコ)
イタリア
ベルギー
日本

の4カ国に過ぎない。

スゴイことなのだ。
ついでにいうと、モーターサイクルのモータースポーツ最高峰であるMotoGPまで開催しているのは
フランス
イタリア
日本

の3カ国のみ。

さらにさらにいうと、フォーミュラEまで開催しているのは
フランス(モナコ)イタリアのみ。つまり、モータースポーツ界でトップに君臨するのは、この2カ国ということだ(フランスとモナコを分けたら別だが)。

ついでにいうと、2024年には東京でフォーミュラEの開催の可能性も高い。となると、日本もモータースポーツTOP3国になる、というわけだ。

生で世界最高峰のマシンとドライバーのテクニックを堪能できるのは、自動車産業が盛んな日本にとっても、まさに僥倖。ラリージャパンをぜひご堪能あれ、である。

PHOTO:Rally Japan
PHOTO:Rally Japan
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