モータースポーツの「世界選手権」はFormula 1(F1)、World Rally Championship(WRC)、そしてWorld Endurance Championship(WEC)の3タイトルがある。それぞれ、スピードの意味が違うけれど、F1マシン、WRCマシン、WECのマシンは「究極のレーシングマシン」である。
1990年代までよりイベントの開催数が多くなっているが、レースイベントを開催するには、高いハードルがある。施設、経済力、運営能力、観客動員力=その国でのモータースポーツの認知……などがトータルで高い水準にないと開催はできない。
では、どんな国が開催できるのか?
まず、F1は2022年に22戦開催される(23年は24戦だ!)。
この22カ国のうちでWECを開催しているのは、
アメリカ
ベルギー
フランス
イタリア
バーレーン
そして、日本だ。逆に言えばWEC開催国はすべてF1を開催している。
では、F1とWECとWRCを開催しているのは
F1とWECとWRCを開催しているのは
フランス(モナコ)
イタリア
ベルギー
日本
の4カ国に過ぎない。
スゴイことなのだ。
ついでにいうと、モーターサイクルのモータースポーツ最高峰であるMotoGPまで開催しているのは
フランス
イタリア
日本
の3カ国のみ。
さらにさらにいうと、フォーミュラEまで開催しているのは
フランス(モナコ)とイタリアのみ。つまり、モータースポーツ界でトップに君臨するのは、この2カ国ということだ(フランスとモナコを分けたら別だが)。
ついでにいうと、2024年には東京でフォーミュラEの開催の可能性も高い。となると、日本もモータースポーツTOP3国になる、というわけだ。
生で世界最高峰のマシンとドライバーのテクニックを堪能できるのは、自動車産業が盛んな日本にとっても、まさに僥倖。ラリージャパンをぜひご堪能あれ、である。