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街なかで快適なディーゼル車。ノイズや振動は最小限に
今のミニはブランドの一種で、5タイプのボディを用意する。その最上級に位置するのがクロスオーバーだ。
エクステリア
全長は4315mmだから日本車のヴェゼルと同程度だが、全幅は1820mmとワイドになる。外観の存在感も強い。
インストルメントパネル
ホイールベースも2670mmと長く、後席の足元空間にも余裕をもたらしている。カローラクロス以上に広く、荷室容量も十分に確保され、SUVとしての実用性は高い。
居住性
エンジンは1.5l直列3気筒ガソリンターボ、2.0l直列4気筒クリーンンディーゼルターボ、ガソリンターボをベースにしたプラグインハイブリッドを選べる。プラグインハイブリッドは、10kWhのリチウムイオン電池を搭載して、1回の充電で53kmを走行できる。駆動方式には前輪駆動のFFと4WDがあり、プラグインハイブリッドは、エンジンが前輪、モーターは後輪のみを駆動する4WDだ。
うれしい装備
月間登録台数 NO DATA 現行型発表 17年2月(グレード追加 21年5月) WLTCモード燃費 16.9km/l※「COOPER D」
ラゲッジルーム
ディーゼルの「クーパーD」を試乗すると、2000rpm前後で高い駆動力が発揮される。街なかでは、アクセルペダルを軽く踏めば、十分な駆動力が得られる。ノイズと振動は抑えたが、ガソリンとは異なる鼓動があり、ディーゼルの好きなユーザーには魅力だろう。操舵感は、ミニの3ドアに比べると穏やかだが、全高を1600mm以下に抑えたこともあり、SUVとしては車両が機敏に向きを変える。ボディの幅が広くなっても、ミニらしさは健在で、峠道などでは運転の楽しさを満喫できる。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141