フォードのレーシング部門であるフォード・パフォーマンスとマルチマティック社による新型「フォード GT Mk IV」は究極かつ最も過酷なサーキット専用フォードGTとして誕生し、独自のボディ、パワートレイン、サスペンションによって最高のパフォーマンスを発揮するために根本的に進化した新型スーパーカーだ。
新型フォードGT Mk IVは、これまでのフォードGTを超える自由なパフォーマンスを実現するために、独自のツインターボEcoBoostエンジン、レーシングトランスミッション、エアロにフォーカスしたエクステリアデザイン、ロングホイールベースのシャシーなどパフォーマンスに特化したボディ装備を多数搭載し、サーキットでの優れたハンドリング性能を備えている。
搭載されるツインターボEcoBoostエンジンのパフォーマンス値は800PSを優に超え、レース用トランスミッションに接続。この巨大なパワーに耐えるために、ボディはカーボンファイバー製の「ロングテール」ボディを採用。足回りには、マルチマティック社製アダプティブ・スプール・バルブ(ASV)サスペンションを搭載している。
新型フォードGT Mk IVは、初代Mk IVがル・マン24時間レース優勝した年にちなんで、オンタリオ州マーカムにあるマルチマティックの工場で、わずか67台がハンドメイド生産される予定となっている。車両価格は170万ドル。日本円にして何と2億3,000万円ほどだ。このスーパーカーの新規顧客申請手続きは既に開始されており、2023年の第1四半世紀に顧客選定が確定。納車は2023年晩春に予定されている。