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新世代のボディスタイルと搭載パワートレイン
2023年型プリウスは、洗練された新しいエクステリアデザイン、使用感に富んだインテリア、パワーアップしたハイブリッドパワートレインを備えた新世代ハイブリッド車としてデビューを果たした。低く流麗なルーフラインはスポーティシルエットを確立。ワイドになったリアは、19インチホイールとのバランスも良く、ボディ全体でクリーンでモダンなデザインに仕上げられている。
ボディカラーは、ウインドチル・パール、カッティングエッジ、ガーディアン・グレー、ミッドナイトブラックメタリック、スーパーソニック・レッド、レザボアブルーの6色から選択ができ、メーカー希望小売価格は、27,450ドル(≒373万円)から販売される予定となっている。
新型プリウスは、2.0L 4気筒エンジンに2つの電動モーターを組み合わせた第5世代ハイブリッドシステムを搭載し、先代比で総馬力が60%もアップしている。また、エンジンと電気モーターの協調制御が向上していることで、高レスポンスの気持ちのいい走行を実現。システム総馬力は、FF駆動車が194ps、AWD駆動車は196psに向上。また、プリウスの燃費を向上させるために、電気モーターによる回生制動力と油圧ブレーキシステムによる制動力を協調して最適化するシステムを搭載。燃費を最大化させるだけでなく、ペダルフィーリングにマッチした最適な原則機能を発揮する。
また、新型プリウスには、純粋な電気自動車として機能する EVモードが搭載されている。航続距離は限られるので、駐車場などで使用するのがベストだろう。このときには、歩行者に車両の存在を知らせる「車両接近通報機能」が注意を促してくれる。走行モードは、燃費と加速を両立させた「ノーマル」、出力を制限した「エコ」、ダイナミックな走行の「スポーツ」の3種類が搭載されている。
利便性に富んだコネクテッドサービス
新型プリウスは、12.3インチの大型ディスプレイをダッシュボードに搭載し、アップデートが可能な便利ツールを搭載している。乗員は、タッチ操作のほか、ボイスアクティベーションでシステムに指示することができ、会話をするような簡単なフレーズで、道案内検索、オーディオ操作、クライメートコントロール操作をハンズフリーで行うことができる。新しいトヨタオーディオマルチメディアは、デュアルBluetooth電話接続と、ワイヤレスApple CarPlay/Android Autoを標準装備している。さらに、1か月のWi-Fiコネクトトライアルが装備され、最大5台のデバイスを接続できるホットスポットとしても機能。Apple MusicとAmazon Musicを車両に接続することもできる。
近年のクルマで重要視されるUSB充電ポート。新型プリウスは、フロントシートにセンタースタック下部に2つのUSB-Cポート、さらにセンターコンソールに2つのUSB-Cポートが配置。2列目乗員用には、センターコンソール後方下部に2つのUSB-Cポートが装備され、キャビンに計6つのUSBポートが装備されている。
安全装備には、リアクロストラフィックアラート(RCTA)付きブラインドスポットモニター(BSM)が全グレードに標準装備されている。これは、路肩に駐車したクルマから降りる際に、後方から接近する車両や自転車を検知し、乗員が車外に出る際に注意を喚起し、ドアへの衝突を回避・軽減するのに貢献する。車両の周囲360度を回転しながらライブで確認できる「パノラミック・ビューモニター」と縦列駐車やバックでの駐車をサポートするハンズフリーシステム「アドバンスドパーク」は上位モデルの「リミテッド」に設定されている。
また、スマートフォンのトヨタアプリからは、リモートで車両の状況を確認することができる。「XLE」と「リミテッド」グレードには1年間のトライアルが装備され、スマホからヘッドライトの点灯、ドアのロック/アンロック、リモートスタートが可能。また、車両の状態確認、リマインダー通知の受信、ゲストドライバーアラートの設定を行うこともできる。また、「XLE」と「リミテッド」グレードには、スマートフォンから簡単にドアのロックやアンロック、リモートスタートなどができるリモートコネクトを搭載したデジタルキーが用意されている。
北米市場向けの2023年型プリウスは、2023年1月にトヨタ販売店へ入荷される予定となっている。
車両グレード | 車両価格 |
LE | 374万円 |
LE AWD | 393万円 |
XLE | 421万円 |
XLE AWD | 440万円 |
リミテッド | 467万円 |
リミテッド AWD | 489万円 |