目次
ボディ剛性強化に軽量化着手 悪路走破性は世界トップ水準
2018年に11年ぶりのフルモデルチェンジを受けたラングラー。軍用車のジープから派生した民生用モデルだけに、本格的なオフローダーであり、キャラクターが立ちまくっているだけあって人気の高さは圧倒的。日本でも宣伝などしないでも引く手あまたなほどだ。
エクステリア
相変わらずラダーフレームであることがファンからも強く支持されているが、新型はそこにも手が入れられている。剛性が格段に向上し、軽量化がなされたこともあってオンロード性能に進化がみられた。もちろん、乗り心地を重視したクロスオーバーSUVとは違いはあり、いかにも本格オフローダー的な味わいはあるのだが、ゴツゴツとした突き上げ感は見事に抑えられている。
インストルメントパネル
ステアリングを操作してからちょっとタイムラグがあった後に、グラッと曲がり始めるようなラダーフレーム車特有の古くさい感じもだいぶ払拭され、オンロードを普通に快適に走れるようになった。これならロングドライブもさほど苦にならないだろう。
居住性
エンジンは2.0lガソリンターボで400Nmもの最大トルクがあるから2t前後の車両重量に対しても十分な動力性能がある。8速ATとの組み合わせも上出来で、歴代モデルの中でも最も現代的かつオンロードで快適なパワートレーンだ。
うれしい装備
月間登録台数 NO DATA 現行型発表 18年10月(仕様変更 20年12月) WLTCモード燃費 10.0km/l※「UNLIMITED SAHARA」
ラゲッジルーム
もちろん悪路走破性が世界トップレベルなのは間違いない。これで走れないところはどんなクルマでも無理だろう。それでいて近代化されたのが現行モデルの美点だ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。http://motorfan-newmodel.com/integration/141