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駆動方式が選べるガソリン車、新鮮な乗り心地のPHEV
BセグメントのSUVボディに伝統の丸型ヘッドライトと7スロットグリルを備えた、一番小さなジープである「レネゲード」。そのバリエーションは1.3l直列4気筒マルチエアターボを軸に展開しており、ガソリン車はFFと4WDをラインナップ。さらにこの1.3lターボにスタータージェネレーターとリヤモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)の「4xe」が昨年上陸した。
エクステリア
FFモデルはベーシックな「ロンジチュード」、その上位仕様となる「リミテッド」ともに151psを発揮し、6速DCTを介してそのボディを軽快に走らせる。
インストルメントパネル
最上級グレードとなる「トレイルホーク」はガソリン車で唯一の4WDモデル。179psのパワーは9速ATを介して四輪に伝える。Lowギヤと5つのモードを備える「セレクテレインシステム」を駆使すれば、悪路もきちんと走破する頼もしいコンパクトジープに仕上がっている。
居住性
「4xe」はモーター駆動のもたらす滑らかな乗り味がジープとしてはとても新鮮で、かつ雪道や悪路ではその緻密な制御を確実に体感できる。エンジン出力が179psの「トレイルホーク」は131psの「リミテッド」より 70kgほど車重が重いが、前後モーターの定格出力は同じなため、加速性能に大差はない。よってドライブセレクトが欲しいか否かで選べば良いだろう。
うれしい装備
月間登録台数 NO DATA 現行型発表 15年9月(「4xe」追加 20年11月) WLTCモード燃費 16.0km/l※「LIMITED 4xe」
ラゲッジルーム
急速充電非対応で、走行中にチャージできないのだけが残念だが、その走りには新時代のジープを感じた。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141