欧州トヨタは、新型カローラに搭載される第5世代ハイブリッドパワートレインの生産開始を発表したことを発表した。この新型ハイブリッドパワートレインは、トヨタ・モーターマニュファクチャリングUK(TMUK)とトヨタ・モーターマニュファクチャリングポーランド(TMMP)で製造される。TMMPでは、ハイブリッド・トランスミッションの電気部品であるMG1モーター、MG2モーターが、TMUKでは、新型1.8リッターガソリンエンジンが生産され、両者が組み合わさることで、第5世代ハイブリッド・パワートレインが構成される。
この第5世代トヨタハイブリッドテクノロジーは、電気モーターをより軽量・コンパクト・高出力化させ、ハイブリッドシステムにおける電気駆動比率が向上している。エンジンのキャリブレーションが改善された結果、パワー供給はよりパワフルになり、全体的な性能とドライバビリティが向上。1.8リッターモデルではCO₂排出量が削減されている。1.8リッターエンジンとのハイブリッド駆動システムの総合出力は140馬力となり、0-100km/h加速は1.7秒短縮の9.2秒を達成している。
新しい第5世代ハイブリッド電気パワートレインは、これまでTMMPとTMUKでそれぞれ2018年と2016年から生産されていた第4世代システムに代わるものである。この間、欧州トヨタはハイブリッド技術への投資を加速させ、この4年間でトヨタの欧州販売全体に占める電動化比率を30%から66%に拡大させた。