長寿命で耐久性に優れる産業用記録メディア "64GB eMMC" を内蔵

マイクロSDカードが不要の画期的なドライブレコーダー 慶洋エンジニアリング AN-R092 【CAR MONO図鑑】

記録メディアをマイクロSDカードに代えてeMMCとした市販向け業界初のドライブレコーダー。接触不良や寿命などが原因の記録エラーを追放している。

REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)

問い合わせ:慶洋エンジニアリング

AN-R092……オープン価格(実勢価格:3万7800円前後/税込)

●本体
●リアカメラ

 フロントカメラ内蔵の本体とブラケット一体リアカメラを組み合わせた2カメラ型ドライブレコーダー。

 最大の特徴となるのは記録メディアに産業用64GB eMMCを採用していること。一般的なドライブレコーダーに使われているマイクロSDカードでは寿命(約1年~)や接触不良などが原因で記録エラーが発生する可能性も高いが、ノートパソコンなどにも使われているeMMCは約20年もの長寿命を誇るうえ、データの書き換え動作にもきわめて強い。数年ごとのメディアの買い替えが必要ないため経済性に優れ、定期的なフォーマットが不要で手間もかからない。

フロントカメラは高精細なWQHD画質を実現。

 ドライブレコーダーとしての性能にも優れており、フロントカメラはWQHD画質(解像度2560×1440)、リアカメラはフルHD画質(解像度1920×1080)による記録が可能。ワンランク上の美しい映像が得られる。しかもフロントカメラにはSTARVISが搭載され、夜間でも明るく鮮明だ。記録映像の再生は背面の2.4インチディスプレイのほか専用ビュワーソフト(Windows用)を使ってパソコンでも行える。

フロントカメラはSTARVISにより夜間でも視認性抜群の映像を捉える。

 本体には車両の位置情報や速度を確認できるGPSや衝撃を検知するGセンサーなどを内蔵し、スマホによるコントロールを可能にするWi-Fiも搭載。業界トップクラスのスペックを備えている。

■GPS:搭載 
■Gセンサー:搭載 
■最大記録解像度:フロント2560×1440(WQHD)・リア1920×1080(フルHD) 
■最大記録画角:フロント水平115°/垂直61°/対角140°・リア水平102°/垂直53°/対角124° 
■フレームレート:フロント・リア27.5fps 
■記録メディア:eMMC 64GB

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著者プロフィール

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浜先秀彰

 個人のYouTubeチャンネル「カーグッズチャンネル」を開設。業界では珍しいカーグッズ専門のライター/エ…