福野礼一郎最新作『クルマの教室』間もなく発売!オンライントークライブご参加の方のサイン本も順次発送中

『クルマの教室』福野礼一郎著 福野さんの直筆サインです。
福野礼一郎さんの最新書籍『クルマの教室』が間もなく発売になります。カーグラフィック、モーターファン・イラストレーテッドで5年間に渡って連載していた人気企画がついに書籍化されました。間もなく発売です。

自動車メーカーの設計者から座談形式で福野さんが引き出した「現場のホンネ」「設計の真実」「力学的事実」が詰まったA4ワイド版オールカラー240ページの壮大な書籍です。図版も多数収録している本書、

内容は
第1章 クルマの剛性
第2章  エンジンパーツの設計の要諦
第3章  必読 エンジン設計の真相
第4章 馬力とトルクと熱効率
第5章 エンジンの振動学
第6章 目で見るサスペンション力学
終章 ミドシップ・レイアウトの利害得失/トラクションと究極のスポーツカー

となっています。

第5章では、「W12、W16、W18、VR12」型などのエンジン形式だけでなく、「星型エンジン」についても、詳細に解説しています。

内容
 誰も読んだことがない自動車設計のポイント:
 エンジンとエンジンパーツ設計の要諦
 ダブルベクトル法を使ったエンジンの振動の徹底追求
 目で見るサスペンションの力学と操縦性のダイナミズム
 馬力とトルクと熱効率入門、ボディ剛性の秘密
 現場のホンネ、設計の真実、力学的事実の応酬

福野さんが本書の前書きでこう書いています。

 本文が座談ですから、本書は240 ページの大半が「です・ます」の丁寧語で書かれた珍しい書籍です。しかし内容は決して優しくはありません。真実を追求する舌鋒は鋭く、難解で辛辣で挑戦的で徹底的です。第1章には目から鱗のボディ剛性論、第4章には強烈なヨーロッパ・ダウンサイジング・コンセプト批判と画期的なエンジンコンセプト「KYコールドチャージ」の提言、エンジンの振動について徹底解説する第5章にはW型、VR型、WR 型、オフセットクランクエンジンだけでなく航空機用星形エンジンまで登場します。第6章で展開されるサスペンションの真相には誰もが驚嘆するでしょう。あなたがもしこの全ページを読破したら、きっと私と同様「昨日とは違う人」になっているはずです。
 自動車設計の真実の世界にどうぞようこそ。

(本書 前書きより)

福野さんご自身が書いているように、本書の内容は、さらっと読める軽いものではありません。その代わり、全ページを読破したら、おそらく何度も目から鱗が落ちるはず。

カバーを外すと、表紙はこうなっています。
書名:『クルマの教室』
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4779644504
判型:A4ワイド(235mm×297mm 240ページ オールカラー)
発行元:株式会社三栄
価格:3600円+税(税込3960円)

新刊発売記念で開催した「オンライン・トークライブ」には240名の方にご参加いただきました。参加には、福野さん直筆のサイン入りの『クルマの教室』が付いてきます。そのサインのために、福野さんがトークライブの翌日に編集部に来てくれました。サイン本は順次発送中です。いましばらくお待ちください。

オンライン・トークライブの翌日に編集部までサインをしにきてくださった福野さん。いつものことながら、丁寧で、それでいてスムーズで速くサインしていきます。
『クルマの教室』は、1冊で1kg以上という重量。中味、詰まっています。
一冊一冊丁寧に、サインを入れてくださっています。オンライン・トークライブご参加いただいた方、順次発送していきますから、楽しみに待っていてください。

トークライブではzoomのチャット機能を使った質問が寄せられました。

以下は、福野さんからのメッセージです。

福野です。トークイベントにご参加くださったみなさま、当日はどうもありがとうございました。お答えできなかったご質問があってすみませんでした。

クルマのスタイリングがみんな似ているのは、パッケージ、各国法規、衝突安全(フロントでは+歩行者保護)、空力、生産技術などの条件にがちがちに縛られていることに加えて、カーデザイン界が人的な横のつながりが大きいせいもあって、トレンドにも大きな影響を受けているからです。技術なの?パクりなの?と問われれば「要件と制約6:流行3:オリジナリティ1」くらいじゃないか、というのが私見です。

リヤサスの説明のときにちょっと話を端折ったので若干意味不明だったかもしれませんが、リヤサスの制動時アンチリフト率は、重心高と前後制動力配分比によって左右され、FFのTBAやトレーリングアーム式サスの場合、サスのピボット位置との関係は図のようになります。こうしたサスの話は「クルマの教室」単行本「第6章 目で見るサスペンション力学」でがっつり解説しています。

それと「見ちゃった」の件、あれは笑い事などではなく、先方に怪我人が出なくて本当によかったです。「プラモデルのドアハンドルとれちゃった」も自動車メーカーのパネラーをやってたときの実体験で、原稿に書くのはルール違反ぎりぎり。毎月毎月ネタに困るとついついそういう話もちょっと脚色したうえで書いちゃうというのがあの連載のやばいところで「いい加減にしないとなに書くかわからない」と怖くなってやめました。「床井さん」もそのひとつです。お名前はもちろん変えてありますが、ほぼあのまんまの実在人物で、記述通りのアパートに住んで、お描きになる絵もまんまあのとおりでした。ただしびっくり仰天の驚異的工作技術を発揮していた対象はカーモデルではありません。出会った場所も恵比寿のMr.craftではなく歌舞伎町ジョイパックビルのMGCでした。これでお察しください。ネタに困ってつい。。。ホントにあれはやばい連載でした。読むのも怖いので20年くらい見てません(笑)。

当日は自宅からでした。なるたけ目立たないよう迷彩にしときました。ははは。アーロンは3台目です。

またお会いしましょう。本当にありがとうございました。

『クルマの教室』

書名:『クルマの教室』
著者:福野礼一郎

  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4779644504
  • 判型:A4ワイド(235mm×297mm 240ページ オールカラー)
  • 発行元:株式会社三栄
  • 価格:3600円+税(税込3960円)

著者プロフィール

鈴木慎一 近影

鈴木慎一

Motor-Fan.jp 統括編集長神奈川県横須賀市出身 早稲田大学法学部卒業後、出版社に入社。…