昨年開催された東京オートサロン2022で大きな話題となったRZ34型フェアレディZ。本来ならば国内初お披露目された日本仕様が主役となるはずだったのだが、その隣でただならぬ存在感を放っていたのが「フェアレディZカスタマイズド プロト」だ。往年のZ 432Rをモチーフにモディファイが施されたその姿に多くの来場者は釘付け。同イベントで開催された「東京国際カスタムカーコンテスト(2022)」では見事にグランプリを獲得した。
当然ながら市販化を要望する声も多く、それに応える形で今回、フェアレディZカスタマイズド プロトを忠実に再現した市販モデルが登場。それが「フェアレディZカスタマイズドエディション」だ。
では、2023年度の中頃にディーラーオプションとして販売予定、というアイテムをご紹介しよう。
まず注目したいのは、上下に分割されたエアダクトによってS30のイメージが強まったフロントバンパーとフロントグリルだ。グリル内には「Fairlady Z」のエンブレムがあしらわれるが、こちらも市販予定。
エンブレムといえば、リヤクォーター部に配される「Z」エンブレムも専用品だ。周囲を囲むシルバーのリングが二重になっていて、オリジナルよりもクラシカルな印象が強まっている。7つの溝は、RZ34型が「7代目」であることを意味しているそうだ。
リヤまわりでは、ノーマルよりもワイドになったリヤスポイラーが目を引く。プロトではボディ同色だったが、市販版ではカーボン製へグレードアップしているのはうれしい変更点だ。
ホイールも専用デザインの19インチを用意。王道の8スポークデザインは、レトロモダンなスタイルにベストマッチだ。
ちなみに、オレンジのボディカラーは参考出品とのこと(エンジンフードとボディサイドにあしらわれたステッカーは市販予定)。ここまでやってくれたのなら、ぜひ、このオレンジも追加して欲しいというのがファンの本音だろう。日産さん、お願いしますー!