お客さんのいない会場では何をやっているの?【東京オートサロン2023】

3日間に渡って大勢の入場者を迎える東京オートサロン。でも入場者のいない時間、会場はどんな様子になっているのだろうか? 金曜日の夜、観客が去った後の会場内を歩いてみた。

何をやってるの?:終礼

自動車メーカーや大規模出展者ブースなどでは終礼が行われている。スタッフを集めてのミーティングでは、その日のブース入場者数や配信アクセス数などが報告されるとともに翌日の伝達事項なども申し送られる。終礼を行なうブースでは、朝の開場前にも朝礼を行なうところも多い。

TOYOTA GAZOO Racingブースの終礼の様子
こちらはスバルブース。

何をやってるの?:清掃

人が居なくなってからはホールの裏方さん達の仕事が始まる。通路のカーペット上を清掃車が走り、スタッフがほうきとちりとりを持って場内のゴミを集めて回る。掃除が終わると今度は各ブースから出たゴミの回収が行われる。さらには設営ブースの調整を行なう職人さんの姿も。我々がきれいな会場でイベントを楽しめるのはこうした人たちのおかげでもあるのだ。

カーペットをキレイにしていくクリーニングカー。一般客の目に触れることの無い幻のオートサロン車両!?
細かなゴミは人海戦術で回収。

何をやってるの?:リハーサル

開場前の朝に行われることも多いが、この日は夜にステージイベントのリハーサルを行っているブースもちらほら。イベントの流れを確認すると共に、立ち位置や照明のチェックを行い、イベント本番に向けて万全の準備を行なう。

KAYABAブースにて。立ち位置と照明の関係をチェック中。
三菱ブースでのチェック作業。

何をやってるの?:出展車両の調整

人が居ないタイミングで出展車両の清掃を行なうのはもちろんだが、それに加えてこの時間でないと出来ない調整を行なうところも。例えばブース内の位置調整だとか、デカールの補修、電気系のチェック、さらには後から届いたパーツの装着など。万全の状態で自慢の車両を見てもらうための努力は限りないのだ。

ホンダブースの目玉。シビックタイプR GTコンセプトはカッティングシートの調整中。
日産ブースではROOX SUITE CONCEPTのシート下に潜り込んで何やら調整中。

このように閉場後の夜、あるいは開場前の朝には、万全の体制で見てもらうために入場者の居ない時間だからこそのさまざまな活動が行われているのだ。

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