いつもと違うST165セリカGT-FOURに会える! モータースポーツのトヨタGRブース【東京オートサロン2023】

ご存知名ラリーマシン、ST165セリカGT-FOUR
東京オートサロン2023、幕張メッセ東ホール8にブースを構えるのは、TOYOTA Gazoo Racingだ。豊田章男社長の力のこもったプレゼンや、水素&BEVのAE86の登場など話題豊富なこのブース。Gazoo Racingだから当然モータースポーツ色も濃いのである。見所は?

いつもと違うST165セリカ

1990年のST165セリカGT-FOUR。いわゆる「マルボロカラー」なのが懐かしい。
TTE(TOYOTA TEAM EUROPE)というのも、なんとも懐かしくてGOOD。

まずはWRCの名ラリーカー、ST165セリカGT-FOURだ。
ご存知、流面形セリカ+3S-GT型エンジン+4WDでグループA時代のトヨタ・ラリーを牽引した名車。

モーターショーやオートサロンでも展示されることの多い、名車中の名車なのだが、今回のST165セリカGT-FOURはひと味違う。

トヨタが所蔵するクルマではなく、TOYOTA GAZOO Racing WRT(ワールド・ラリー・チーム)のヤリ=マティ・ラトバラ代表が所有するクルマなのだ。

オリジナルのST165(1990年)のドライバーは、カルロス・サインツ、ビヨルン・ワルデガルド、アルミン・シュヴァルツ選手だった。

ラトバラ代表は整備中のものを合わせると20台以上もクルマを持っているそう。
そのなかでトヨタ車は
ST165セリカが2台
ST185セリカが2台
ST205セリカが1台
カローラWRCが1台
GRヤリスが1台
AE86カローラが1台

で計8台を所有しているという。

今回、オートサロンに展示しているのは、そのうちの1台というわけだ。

ST165 CELICA GT-FOUR(Gr.A 1990年)
全長×全幅×全高:4365mm×1700mm×1350mm
車両重量:1310kg
エンジン:3S-GT型2.0ℓ直列4気筒ターボ
駆動方式:4WD
最低地上高:230mm
オーバーハング:F960mm/R880mm

ラリーだけじゃない!

GR010 HYBRID8号車

もちろん、トヨタのモータースポーツはラリーだけではない。

ブースにはWEC用マシン、スーパーフォーミュラ、GT、そしてスーパー耐久などのマシンが所狭しと並べられていた。

2022年のル・マン24時間レースのウイニングマシン、GR010 HYBRID8号車は、24時間の過酷な戦いの様子そのままのマシンで、オイルによる汚れなどがそのままなのがいい。

GR86 CNFコンセプト カーボンニュートラル燃料を使う。エンジンは水平対向ではなく、G14E型1.4ℓ直3エンジンをフロントに縦置きする。
GRカローラH2コンセプト 水素燃料で走るレーシングカーである。

スーパー耐久シリーズのST-Qクラスに参戦中のマシン、ORC ROOKIEのGRカローラH2コンセプトとGR86 CNFコンセプトも展示している。前者は水素エンジン、後者はカーボンニュートラル燃料で走るレーシングカーだ。

2022年WRCのマニュファクチャラータイトルのトロフィー。
こちらは2022年ル・マン24時間の優勝トロフィー。

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