日産のプレミアムスポーティブランドとして、クルマ好きにはすっかりお馴染みの存在であるオーテック。東京オートサロン2023の会場には、オーテックが掲げたエクストレイルとセレナ、2台のコンプリートカスタマイズ車両が展示されていた。
まずは、2022年11月に発表されたばかりのセレナからチェックしてみよう。セレナ オーテックは、お約束のドットパターンのフロントグリルをはじめ、前後エアロバンパーやフロントプロテクター(アンダースポイラー)、シグネチャーLEDの装着による、精悍なルックスが特徴だ。今回出展されていたカスタマイズドモデル(参考出品)は、さらにホイールサイズを16インチから18インチへと拡大。同時にマイナス30mmのローダウンを施すことによって、ひと際スポーティなルックスを獲得している。
エクストレイル オーテックは、ノーマルが持つSUVらしいタフさに加えて、上質さやエレガントさを漂わせる1台。フロントプロテクターやドットパターンのフロントグリル、シグネチャーLEDといったアイテムを装着しているが、コンプリートカーならではのまとまりを見せている。こちらのカスタマイズドモデルの見どころはインテリアだ。エクストレイル オーテックではブラックとなるレザーシートをホワイトに変更。オーテックのテーマカラーであるブルーのキルティングステッチとの組み合わせでは、より華やかな印象を漂わせている。
また、エクストレイル オーテックは、エクストレイルのラインナップの中で唯一20インチアルミホイールが標準というのが自慢だが、カスタマイズドモデルではサイズ&デザインはそのまま、カラーリングをダークスパッタリングに変更。光の当たり方によってさまざまな表情を見せてくれる、”上品な派手さ”が見どころと言えるだろう(セレナ オーテック カスタマイズドのホイールカラーもダークスパッタリング)。
さりげないけど、さすがカスタムカーづくりの老舗が手がけた思わせる効果的な演出が見どころの2台なのだ。