ルーフラックにルーフテント! 次なるSUVカスタムアイテムは「箱」だ!【東京オートサロン2023】

SUVのカスタム業界では、オーバーランダールックにするのが流行しており、ルーフラックを装着するはもはや定番。しかし、そのままでは物足りなさが残る。そこで注目したいのが「箱」だ。
REPORT:山崎友貴(YAMAZAKI Tomotaka) PHOTO:山岡和正(YAMAOKA Kazumasa)

アメリカから新たなアドベンチャー系ブランドが上陸!

構造や形状を見ただけで、高い衝撃吸収性と防水・防塵性が理解できる。

ここ数年、ジムニーやJeepラングラー、そしてSUVで流行しているのが、オーバーランダールックにするカスタム。オーバーランダーとは、クルマで大陸を旅するライフスタイル「オーバーランド」に使うクルマのこと。

屋根にルーフラックやルーフテントを積載し、さらに車両の左右にウォータータンクなどを装着するメニューが定番となっている。そのトレンドにおいて、アメリカ「ロトパックス」の、ウォータータンク・コンテナボックスがヒット商品となった。

軍用のポーチなどを装着できるモールパネルもオプションで設定。ライフスタイルに合わせた使い形が可能だ。

またオートキャンプ派の間では、ルーフラックにアイテムを載せるためのコンテナボックスが流行し、オートバックスが展開する「ゴードンミラー」のコンテナボックスは定番商品になっている。

そんなムーブメントの中で、新たなブランドがアメリカから上陸。その名は「ROAM」。いわゆるハードボックスのブランドで、ラギッドなデザインと頑丈な造りが特徴だ。

大きさやタイプなど様々な商品がラインナップされているROAM。

この手のハードケースは「ペリカン」がメジャーだが、車内積載には向いていても、ルーフラックへの積載がしにくい部分もある。だが、ROAMは車載をメインに考えており、ルーフラックとの親和性が高い構造になっている。

例えば、ルーフラックに固定する際のベルトを通す穴が本体サイドに設けられており、ボックスを固定した状態でも蓋を開閉することが可能になっているのだ。防水・防塵性はミリタリースペックで、手荒に扱ってもびくともしない堅牢性も備えている。断熱性も非常に高く、20℃以下の気温で氷を入れておいた場合、4日間経っても完全に溶けきらなかったという。

ROAMの商品ラインナップは多岐に渡り、コンテナボックスやトローリー、クーラーボックスなど多様なアイテムを揃えている。また商品の中にはオーガナイザーを装備したものあり、コンテナだけでなく、フィッシングなどのギア収納や旅行に適したものも用意されている。

そして何よりも最大の魅力は、そのラギッドなデザインだ。金具なども含めて非常にタフな形状、素材を採用しており、雰囲気は抜群。モノを入れておかなくても、ルーフラックに載せているだけで愛車のエクステリアをアップグレードしてくれるはず。

アメリカのオーバーランド派に絶大な信頼を誇っているROAM。荒野を旅するための十分な性能をカタチにした商品は、SUV&オフロード4WDユーザーの間でトレンドアイテムになるはず。

ゴードンミラーのコンテナボックスも、実用&カスタムアイテムとして大人気となっている。

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著者プロフィール

山崎友貴 近影

山崎友貴

SUV生活研究家、フリーエディター。スキー専門誌、四輪駆動車誌編集部を経て独立し、多ジャンルの雑誌・書…