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存在感抜群のワイルドマスク ハイブリッド追加で販売好調
SUVでは珍しく、ボディは5ナンバーサイズ。全長は4m以下、最小回転半径も4.9〜5mだから、混雑した街なかや駐車場でも運転しやすい。SUVとあって着座位置が適度に設定され、乗降時には腰の移動量が少ないから、高齢者にも優しい。
エクステリア
ライズの企画・開発・製造はダイハツが行ない、トヨタに供給されている。姉妹車にはダイハツブランドのロッキーもある。ライズのフロントマスクは、同じトヨタのヤリスクロスなどに比べて野性的な印象が強い。
インストルメントパネル
RAV4にも似ており、小さくてもSUVらしさが濃厚で人気。2022年1〜4月の1ヵ月平均登録販売台数は9088台で、ヤリスクロスやカローラクロスを上回り、SUVの販売1位を獲得。ハイブリッド車を加えた効果も大きく、ライズの販売総数の 50%以上を占める。
居住性
ボディが小さい割に車内は広く、後席にも大人が余裕で着座できる。ハイブリッド車では、1.2l直3エンジンが発電機を作動させ、駆動はモーターが行なう。モーターだけで走る時間は短いが、加速は滑らかだ。アクセル操作に対する反応も機敏で、加減速の多い街なかでも走りやすい。1.2lの自然吸気も、素直な性格で扱いやすい。
うれしい装備
月間登録台数 8275台(21年1月〜22年4月平均値) 現行型発表 19年11月(新エンジン追加 21年11月) WLTCモード燃費 28.0km/l ※ハイブリッド車
ラゲッジルーム
操舵感は手応えが少し乏しく、パワーステアリングが直進状態へ戻ろうとする特性も弱めだが、走行安定性は満足できる。乗り心地は少し硬いが、ハイブリッド車は比較的柔軟に感じられる。SUVらしい少し野性的な外観と、市街地に適した運転感覚の両立が魅力だ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.142「2022-2023 コンパクトカーのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/142/