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機能的な設計が室内の随所に 安心感増の先進安全装備追加
コンパクトSUVの中でも希少な5ナンバー車であり、全長が4mを下回る一方で全高は1.7m超あり、ハイトワゴンとSUVを融合させたところが特徴と言える。
エクステリア
丸みを帯びたボディパネルや前後のブリスターフェンダーなど、軽規格の制約を受けずデザインの自由度が増したことで実現したスタイリングは、小さいながらも存在感がある。ハスラーの拡大版ではあるが、意外と印象が違って見える。
インストルメントパネル
切り立ったガラスウインドウとアップライトな着座姿勢により限られたサイズを有効に活用しており、頭上空間にもかなり余裕がある。
居住性
後席を最後端にスライドさせると成人が足を組めるほどの広さとなり、前席の背面にはパーソナルテーブルも設定されている。荷室を広げたい場合はスライドを適宜前方に調整するとよい。左右独立してシートアレンジできるのも重宝する。
うれしい装備
月間登録台数 834台(21年11月〜22年4月平均値) 現行型発表 17年12月(一部改良 20年10月) WLTCモード燃費 18.2 km/l※FF車
ラゲッジルーム
荷室の横幅が1140mmもあるので、ゴルフバッグを横向きに積める。フロア下に大きなアンダーボックスがあり、FF車ならA型のベビーカーを立てて積むこともできる。知れば知るほど各部が機能的に設計されていることに感心する。1.0l直噴ターボにはトルコンATとマイルドハイブリッドが組み合わされるのも特徴で、ISGのアシストで軽やかに加速できる。軽自動車と違ってトレッドが広いおかげでコーナリングも安定している最新版は先進運転支援が進化し、全車速追従機能付きACCや車線維持支援機能が新たに採用されるなどした。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.142「2022-2023 コンパクトカーのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/142/