これまでに1400万台以上の車両と1500万基以上のエンジンを生産
このたびの発表に際して、メキシコ日産のホセ・ロマン社長は次のようにコメントしている。
「日本の老舗ブランドとして、メキシコでの事業60周年を迎えるとともに、電動化戦略の一環として、この地域で初となるe-POWER技術をメキシコに投入することを発表でき、嬉しく思います。5年前に日本で初めて投入されたe-POWERは、その後アジア市場でも投入され、各市場にて大きな成功を収めています」
なお、メキシコ市場で発売するe-POWER搭載モデルは、追って発表される予定だ。
日産は1966年に、メキシコに同社として海外初の生産工場となるクエルナバカに工場を設立し、操業を開始。その後、アグアスカリエンテスにパワートレイン工場と車両工場を設立した。これまでの55年間、日産はメキシコにおいて1400万台以上の自動車と1500万基以上のエンジンを生産してきた。生産したクルマは同国内に加えて、80以上の市場へ輸出しており、1972年に輸出を開始して以来、累計約800万台を出荷してきた。
また、2019年、メキシコ日産はラインナップの60%を刷新する目標を掲げた。「アルティマ」に加え、メキシコで生産している「ヴァーサ」「セントラ」「NP300」「キックス」「マーチ」などのモデルを一新し、直近では「フロンティア」のスタイルパッケージ「V6 PRO-4X」を投入するなど、この2年間でメキシコの商品ラインナップは大幅に刷新。より革新的で安全で、コネクテッドを含むより多くの技術を搭載したモデルを提供している。
「これまで以上に革新的でワクワクする技術を通じて、これからも様々なことに挑戦し、私たちのDNAを示していきます。今日は始まりに過ぎません。次の60年に向けて、メキシコのお客さまにモビリティソリューションを提供していきます」と、ロマン社長は今後への意気込みを語った。