CセグSUVの大本命であるカローラクロスがいよいよ日本にも投入された。すでに、タイ、北米など海外ではすでに発表されていて、満を持して国内にデビューしたカタチだ。
まずはボディサイズだ。
全長×全幅×全高:4490mm×1825mm×1620mm
ホイールベース:2640mm
とまさにちょうどいいサイズ感だ。同じTNGAのGA-Cプラットフォームを使うC-HRと同じホイールベースながら、全長は105mm長く、全幅は30mm広く、全高は70mm高い。
(C-HRは全長×全幅×全高:4385mm×1795mm×1550mm ホイールベース:2640mm)
カローラクロスはGA-Cプラットフォームではじめてリヤサスペンションにトーションビームを採用している(4WDモデルはダブルウィッシュボーン式)。これは、乗り心地、ラゲッジルームの確保とユーティリティを高めるためにあえてトーションビーム式にしたという。当然、軽量化、カローラクラスの価格帯に収めるため、という理由もある。
スペシャルティ志向のC-HRに対して新型カローラクロスはSUVのど真ん中を狙うモデルとしての役割が期待されている。
フロントフェイスのデザインは海外仕様から変更されている。海外仕様のカローラクロスのテーマは「Urban Toughness(アーバン・タフネス)」なのに対して日本仕様は「Urban Active(アーバン・アクティブ)をデザインコンセプトにしている。
また、タイ向けカローラクロスはタイ工場で生産、北米向けは北米アラバマ工場(マツダとトヨタが共同で作った工場)で生産されるのに対して日本仕様のカローラクロスは高岡工場で生産される。
パワートレーンと燃費
2種類のパワートレーンを設定するがエンジンは、ともに1.8ℓ直4エンジン(コンベンショナルなガソリン仕様は2ZR-FAE型でハイブリッドは2ZR-FXE型)だ。ガソリン仕様のトランスミッションはCVTを使う。
また、ハイブリッド車にはリヤにモーターを積んだ4WD仕様(E-Four)を設定。7.2ps/55Nmのモーターで後輪を駆動する。
燃費は
ガソリン車
WLTCモード燃費:14.4km/ℓ
市街地モード 9.8km/ℓ
郊外モード 15.6km/ℓ
高速道路モード 17.0km/ℓ
ハイブリッド車
WLTCモード燃費:26.2km/ℓ
市街地モード 25.9km/ℓ
郊外モード 28.9km/ℓ
高速道路モード 24.7km/ℓ
ハイブリッド車の燃費は、クラストップレベルである。
C-HR:WLTCモード燃費 25.8km/ℓ
ホンダ・ヴェゼル:WLTCモード燃費 25.0km/ℓ
と比べても、燃費性能の高さが際立つ。
カローラクロス ■ボディサイズ 全長×全幅×全高:4490mm×1825mm×1620mm ホイールベース:2640mm 最低地上高:160mm 車両重量:ガソリン車G 1330kg ハイブリッド車G 1380kg 室内 長×幅×高:1805mm×1505mm×1265mm 乗車定員:5名 ■エンジン ガソリン車 形式:1.8ℓ直列4気筒DOHC 型式:2ZR-FAE 排気量:1797cc ボア×ストローク:80.5mm×88.3m 最高出力:140ps(103kW)/6200rpm 最大トルク:170Nm/3900rpm 燃料供給:PFI 燃料タンク容量:47ℓ 使用燃料:レギュラー トランスミッション:CVT(Super CVT-i) ハイブリッド車 形式:1.8ℓ直列4気筒DOHC 型式:2ZR-FXE 排気量:1797cc ボア×ストローク:80.5mm×88.3m 最高出力:98ps(72kW)/5200rpm 最大トルク:142Nm/3600rpm 燃料供給:PFI 燃料タンク容量:36ℓ 使用燃料:レギュラー フロントモーター 1NM型 最高出力:72ps(53kW) 最大トルク:163Nm ■シャシー サスペンション:Fマクファーソンストラット式 Rトーションビーム式(4WDはダブルウィッシュボーン式)