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第3弾はグランプリと大賞を受賞した4名のトップレースクーン
東京オートサロン2023の会場で開催された「Adam byGMO 日本レースクイーン大賞2022」は、その年の人気No.1レースクイーンをファン投票で決める“レースクイーン総選挙”的なイベントだ。2010年に始まり今回で13回目の開催を数える。毎年300名を超えるレースクイーンの中から、グランプリと大賞受賞者5名、各特別賞受賞者などが発表される。ここでは、「日本レースクイーン大賞」の各賞を受賞したトップレースクイーンたちを紹介していこう。
第3弾で紹介するのは、前回紹介した織田真実那とともに日本レースクイーン大賞を受賞した藤井マリー、益田アンナ、宮瀬七海、そしてグランプリの名取くるみの4名だ。
藤井マリー/日本レースクイーン大賞、Adam賞
ノミネートされた50名のレースクイーンの中から2022年の日本レースクイーン大賞受賞者5名に選ばれた藤井マリーは、特別賞のアダム賞も受賞している。
2017年のシーズン途中にレースクイーンデビューした藤井マリー。アイドルユニット「恵比寿マスカッツ」にも在籍するなどタレントとしても活躍し、2021年には人気ユニットの「ZENTsweeties」に抜擢され、その年初めて日本レースクイーン大賞にも挑戦した。結果は特別賞のクリッカー賞だったが、2022年も「ZENTsweeties」と「raffinee Lady」を務め、再び日本レースクイーン大賞へと挑戦。見事、大賞受賞を果たした。
「昨年は届かなかった日本レースクイーン大賞を受賞することができて、私はとっても幸せです。毎日、私のことを考えて、私のことを信じて、まっすぐ突き進んでくれたファンの皆様のおかげで、私は今ここに立っています。投票期間中の、ファンの皆様の団結力は、勝つために努力し続けているレーシングチームのような団結力でした。素敵なものを見せていただき、本当にありがとうございます」
「これからは日本レースクイーン大賞を受賞したレースクイーンとして、こんな私を先輩と慕ってくれる可愛い後輩たちと、偉大な背中をみせてくれた先輩たちの意思を引き継いで、これからも立派なトップレースクイーンとして、サーキットで活動していきたいと思います。本当に応援ありがとうございました!」とこれからの活躍を誓ってくれた。
益田アンナ/日本レースクイーン大賞、テレビ東京賞
日本レースクイーン大賞受賞者5名に選ばれた益田アンナは、特別賞のテレビ東京賞も受賞。2017年にレースクイーンデビューした益田アンナは、レースクイーンはその1シーズンのみだったが、その後はファッション雑誌「JELLY」の専属モデルとしても活動し、ミスFLASH2021に選ばれるなどマルチに活躍していた。
そんな益田が5年ぶりに「Pacific Fairies」としてレースクイーンに復帰し、グランプリ獲得を目指し日本レースクイーン大賞へ初挑戦。そして、大賞を見事獲得し、特別賞のテレビ東京賞も受賞する。
緊張した表情でステージに登壇した益田は、「5年前に、一度Pacific Fairiesのレースクイーンになりました。その時はレースクイーン大賞にエントリーすることすらできず『悔しい』という思いがずっと残っていました。その5年前に見たかった景色を、今回こうして見ることができて、本当にすごく感動しています」
「(投票期間中は)毎日不安もありましたし、悔しい思いもいっぱいあって『大賞を獲ることができないんじゃないか』と落ち込んでしまうことがあったのですが、本当にここまで応援してくれたファンのみんなには、言葉に表せないくらい感謝しています」
「レースクイーン大賞を獲ることができて、ファンの皆さん、関係者の皆様、応援してくれた友達に恩返しすることができたのかなと思います」とコメント。今後の幅広い活躍が期待される。
宮瀬七海/日本レースクイーン大賞、東京中日スポーツ賞
宮瀬七海は日本レースクイーン大賞受賞者5名に選ばれるとともに、特別賞の東京中日スポーツ賞も受賞した。2016年にレースクイーンデビューした宮瀬は、徐々に人気を集め、日本レースクイーン大賞のステージへとたどり着いた。転機となったのは2019年だろう。「ドリフトエンジェルス」の妹ユニット「いもドリ」を務めると、あざと可愛いキャラが定着。
翌年には、「Mobil1レースクイーン」と「D’stationフレッシュエンジェルズ」を務め人気を博し、2022年は「Mobil1レーシングサポーターズ」とスーパー耐久シリーズのイメージガール「Swish」を務め、3カテゴリーで活躍。そして、挑んだ日本レースクイーン大賞で大賞を受賞。さらに特別賞の東京中日スポーツ賞も獲得した。長年、追いかけ続けたレースクイーン大賞のトロフィーを手にし、スピーチ中は涙が止まらない様子だった宮瀬は次のように壇上で受賞の喜びを語った。
「このオートサロンのステージで、レースクイーン大賞のトロフィーを持って、こうやって今スピーチができていることを、本当に嬉しく思います。念願だったレースクイーン大賞を私に獲らせてくれたファンの皆様、本当にありがとうございます」
「私のレースクイーン人生において、ファンの皆さんはかけがえのない存在でした。私がレースクイーンをやるにあたって、いつも夢とか目標など、“目指すところ”を持つようにしていました。私はコツコツ努力することしかできないタイプで、ここに来るまで、すごく時間がかかってしまいました」
「目標に向かって駆け抜けてきたけど、何度も立ち止まったり、何回も転んだりしました。だけど……その度に、手を差し伸べてくれたのは、ファンの皆様でした。皆様がここまで連れてきてくれたし、家族や友達、事務所の皆さんだったり、私に関わってくださった全ての方が背中を押してくれて、育ててくれて、今の私がいます」
「この感謝の気持ちを胸に、2023年は恩返しをしていけるようなレースクイーンになりたいです。夢を叶えてくださって、本当にありがとうございました!」
名取くるみ/日本レースクイーン大賞グランプリ、Adam賞
ノミネートされた50名のレースクイーンの中から2022年のNo.1レースクイーンに輝いたのが名取くるみだ。特別賞のAdam賞も受賞している。
ミスFLASH2021を獲得するなどグラビアアイドルとして活動し、「グラドル界一の黄金比ボディー」として称された名取がレースクイーンデビューしたのは2021年。「Pacific Fairies」として活動をスタートし、日本レースクイーン大賞2021新人部門を受賞。その年は日本レースクイーン大賞本戦にはエントリーしなかったが、「Pacific Fairies」を継続した2022年は、グランプリ獲得を目指して日本レースクイーン大賞へと挑んだ。
2カ月の投票期間を戦い抜き、大賞受賞者としてステージへと登壇。そして、昨年グランプリを獲得した川瀬もえさん名前が呼ばれ、Adam byGMO日本レースクイーン大賞2022グランプリに輝いた。大賞受賞の際のスピーチでは笑顔も見せていた名取だったが、グランプリに選ばれると涙を流しながらスピーチに臨んだ。
「幼い頃、モータースポーツが大好きな父の影響で、このレースクイーンという業界を知りました。そして、父に初めて連れてきていただいた筑波サーキットでは、綺麗なお姉さんがサーキットを堂々と歩いていく姿をみて『なんてカッコいいんだろう』と、憧れの眼差しで見ていました」
「そんな私が大学を卒業して、一番最初にいただいたお仕事が、筑波サーキットでのレースクイーンのお仕事でした。幼い頃から憧れたお仕事につくことができて、夢のように嬉しかったです」
「走行会や、イベントでレースクイーンを務めるなかで、スーパーGTという大きなカテゴリーのレースクイーンに挑戦したいと思うようになりました。そして今、スーパーGTのレースクイーンとして活動することができ、栄えある賞を受賞することができました」
「このことは、私の人生において、かけがえのない宝物となり、それ以上にここまで一緒に歩んできたファンの皆さんとの時間と思い出が、最大のプレゼントになります」
「この大きな喜びが、他の誰かの痛みの上にあってものだということを忘れず、皆さんが投票してくれた1票1票を胸に刻んで、これからも素晴らしいレースクイーンの方々の背中を追い越す勢いで、自身の活動に精進して参りたいと思います。なので、これからも、温かく見守ってくださったら嬉しいです」とコメント。グランプリレースクイーンとしてのさらなる活躍を期待したい。
写真提供:ギャルズ・パラダイス公式サイト