ダイハツ タントの燃費は良い？悪い？年間維持費や競合車種と比較

ダイハツ タントの基本情報・燃費情報

スーパーハイト系というジャンルを作ったタントは、モデルチェンジを繰り返すごとに使いやすさに磨きがかけられ、ファミリーカーの王道とも言える存在の軽自動車です。

子どもの乗り降りや大きな荷物の出し入れがスムーズになる大開口のミラクルオープンドアや、すべての席を紫外線から守る360°スーパーUV&IRカットガラスなど、家族にうれしい快適装備が満載です。

デイリーユースに適した軽自動車だからこそ燃費性能にもこだわり、X・Lグレードは軽ハイトワゴンクラスにおいてクラストップレベルの低燃費を実現しています。

また、フルモデルチェンジを経た現行モデルでは、新たにプラットフォームが開発され、走る・曲がる・止まるといったクルマとしての基本性能が大幅に向上しています。

ダイハツ タントのグレード別燃費・価格比較

ダイハツ タントのグレード別の燃費は以下の通りです。

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タントには加速性能と省燃費性能を両立させたTOPAZNEOエンジンが搭載され、eco IDLE機能を組み合わせることでXグレードとLグレードはクラストップレベルの22.7km/Lを実現しています。

また、高速道路での本線合流や追い抜きなどで余裕のある走りが楽しめるターボエンジンを搭載したカスタムRSやターボXなどのグレードでも、2WD車ならWLTCモードで21.2km/Lと、20km/L台の大台に乗せています。

タントは、広い室内空間の高い利便性や快適性に加えて、省燃費性にも優れるバランスの良い軽自動車と言えます。

ダイハツ タントと競合車種の燃費比較

以下では、ダイハツ タントと比較検討されることが多い「ホンダ N-BOX」「スズキ スペーシア」「日産 ルークス」の燃費を比較します。

ダイハツ タントとホンダ N-BOXの燃費比較

ダイハツ タントとホンダ N-BOXの燃費比較は以下の通りです。

スーパーハイト系ワゴンで人気の高いタントとN-BOXですが、細かく比較するとおすすめのユーザーが異なることがわかります。

まず燃費性能では、タントはNA車が22.7km/L、ターボ車が21.2km/Lなのに対して、N-BOXはNA車が21.2km/L、ターボ車が20.2km/Lと、若干ですがタントの方に軍配が上がります。

また、タントの魅力であるミラクルオープンドアなどの装備は、N-BOXには用意されていません。

ただし、タントではメーカーオプションとなっているクルーズコントロールやレーンキープアシストといった高速道路で役立つ機能は、N-BOXでは標準装備となっています。

そのため、自宅周辺の買い物がメインという場合はタント、家族であちこち旅行に出かけたいという場合にはN-BOXと、用途に応じて選ぶことをおすすめします。

ダイハツ タントとスズキ スペーシアの燃費比較

ダイハツ タントとスズキ スペーシアの燃費比較は以下の通りです。

タントとスペーシアは、どちらも軽自動車規格ギリギリの広い室内空間に両側スライドドアを備えた高い利便性が魅力のスーパーハイト系軽自動車です。

大きな違いとしては、タントは全グレードがガソリンエンジンなのに対して、スペーシアは全グレードがマイルドハイブリッドです。

ただ燃費性能を比較すると、NA車はタントが22.7km/Lでスペーシアが22.2km/L、ターボ車はタントが20.2km/Lでスペーシアが19.8km/Lと意外にもタントの方が省燃費性で優れています。

タントはベビーカーの乗りおろしに便利なミラクルオープンドアを搭載し、スペーシアはシートアンダーボックスやアッパーボックスなど容量の大きな収納を多く搭載するなど、こだわりの機能も比較ポイントです。

ダイハツ タントと日産 ルークスの燃費比較

ダイハツ タントと日産 ルークスの燃費比較は以下の通りです。

タントとよく比較対象とされる日産ルークスは、日産による企画・開発、生産は三菱で行われるeKスペースの兄弟車です。

燃費性能を比較すると、タントのNA車が22.7km/Lに対してルークスは20.9km/L、ターボ車はタントが20.2km/Lに対してルークスが19.2km/Lと、タントの方が省燃費性に優れています。

車両価格を比較しても、ベースグレードでタントは1,386,000円でルークスが1,463,000円とタントの方がリーズナブルに乗り出せます。

ただし、ルークスはミリ波レーダーを搭載したプロパイロットがグレード別に設定でき、アクセル・ブレーキだけでなくハンドル操作もアシストしてくれるので快適にロングドライブが楽しめます。

燃費性能だけでなく、利用用途に合わせて必要な機能性も比較しながら選ぶことをおすすめします。

ダイハツ タントの年間維持費をシミュレーション

※ガソリン代は年間走行距離8,000km、レギュラーガソリン140円/Lで計算
※点検・車検費用は基本料+法定費用の最低限の目安
※任意保険は15等級で年間走行距離8,000km、車両保険付きを想定

ダイハツ タントの年間維持費用は、14万円前後が目安となります。

上記の金額に加えて、駐車場代や高速道路利用料金などがプラスとなるので、実際の利用環境に合わせてシミュレーションすることで、より正確なランニングコストが確認できます。

ダイハツ タントの燃費の良い走り方のポイント

タントの燃費を少しでも良くしたい場合には、以下の3つのポイントに注意するようにしましょう。

• “急”のつく運転を避ける
• トランクの荷物を減らす
• エアコンをOFFにする

“急”なアクセルやブレーキ操作を避けるのは、エコ運転の鉄則の一つです。

急発進するとガソリンをその分消費するので、走り出しは徐々にスピードを上げるように意識しましょう。特にタントはハイブリッドではないため、エンジンに負荷をかけない運転が省燃費のコツです。

また、ファミリーカーとして使うのにいろいろな荷物を入れがちですが、不要な荷物をいれっぱなしにすると、その分だけ燃費が悪くなる原因になります。こまめに荷物は下ろすようにしましょう。

最後に、エアコンです。エアコンはエンジンの力を動力として使うため、ONにするだけで燃費が約10%悪化すると言われています。冷房が必要ないタイミングでは、エアコンをOFFにするのが省燃費運転の秘訣です。

ダイハツ タントは新車・中古車どちらで買うべき？

ダイハツ タントの燃費情報を踏まえたうえで、新車・中古車どちらで買うべきか検討時のポイントを解説します。

ダイハツ タントの新車購入がおすすめの人

現行モデルのタントは、ツートンカラーが採用されたり、先進機能がオプションで設定できたりなど、好みに合わせてカスタマイズが可能です。

そのため自分だけでの1台にしたいという方には新車購入をおすすめします。

また、タントは2022年に新たにアウトドアシーンに映えるファンクロス・ファンクロスターボが設定されました。

中古車はほとんど出回っていないため、このグレードを狙いたいなら新車購入一択となりそうです。

ダイハツ タントの中古車購入がおすすめの人

タントは軽自動車の中でも非常に人気の高い車種のため、5年落ちの中古車で残価率は7割前後とそこまで価格が落ちません。

それでも中古車なら新車のように半年前後の納車待ちもなくすぐに乗り出せ、人気車のため選択肢自体が多くニーズに合った一台も見つけやすいと言えます。

おすすめはDNGAプラットフォームを採用して走りの質が大幅に向上した2019年以降の4代目タントです。

ダイハツ タントの燃費についてまとめ

今回は、ダイハツ タントの燃費についてご紹介しました。

タントは軽ハイトワゴンNo.1となるWLTCモードで22.7km/Lと、抜群の省燃費性能を誇ります。

モデルチェンジを重ねるごとにユーザーの利便性向上のために改良が続けられ、省燃費性だけでなく、機能性や走行性にも優れた非常にバランスの良い軽自動車と言えます。

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