日産 エクストレイルの燃費は良い?悪い?年間維持費や競合車種と比較

エクストレイル
この記事では、日産 エクストレイルの燃費や年間維持費の目安について紹介します。

第2世代e-Powerを搭載したエクストレイルは、燃費性能が大幅に向上し、ミディアムクラスSUVとして非常に魅力のある選択肢です。

グレード・駆動方式別の燃費やライバル車との比較から、燃費を良くするコツまでご紹介するので、エクストレイルを検討している方は参考にしてみてください。

日産 エクストレイルの基本情報・燃費情報

エクストレイル

エクストレイルは、アウトドアスポーツでタフに使えるインテリアと、頼もしい走行性能を持った日産の本格ミディアムクラスSUVです。

特に、4代目となる現行モデルでは高出力モーターを採用した第2世代e-Powerを搭載し、電気ならではのシームレスで力強い加速性能と高い省燃費性能の両立を実現させています。

一部グレードに搭載されるe-4ORCEは、電気で走る4WDとして前後2つのモーターと4輪のブレーキを瞬間的に総合制御。走る・曲がる・止まるといったクルマとしての基本性能が大幅に向上しています。

また、プラットフォームも刷新され、高剛性なボディに遮音性能を磨き上げることで、高い走破性能に加えて静粛性に優れたより上質な走りも楽しめるようになりました。

メーカー 日産
車種 エクストレイル
全長×全幅×全高 4660~4675×1840×1715~1720mm
車両重量 1740~1890kg
排気量 1497cc
ドア数 5
トランスミッション CVT(無段変速車)
駆動方式 FF/フルタイム4WD
定員 5~7名
WLTCモード燃費 18.3~19.7km/L
JC08モード燃費
新車価格帯 319.9~504.7万円

日産 エクストレイルのグレード別燃費・価格比較

日産 エクストレイルのグレード別の燃費は以下の通りです。

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グレード トランスミッション 駆動方式 WLTCモード燃費
S CVT(無段変速車) FF 19.7km/L
S e-40RCE CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.4km/L
X CVT(無段変速車) FF 19.7km/L
X e-40RCE CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.4km/L
X e-40RCE CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.3km/L
X e-40RCE エクストリーマーX CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.4km/L
オーテック CVT(無段変速車) FF 19.7km/L
X e-40RCE エクストリーマーX CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.3km/L
G CVT(無段変速車) FF 19.7km/L
オーテック e-40RCE CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.4km/L
G e-40RCE CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.4km/L
オーテック e-40RCE CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.3km/L
オーテック アドバンスドパッケージ CVT(無段変速車) FF 19.7km/L
オーテック e-40RCE アドバンスドパッケージ CVT(無段変速車) フルタイム4WD 18.4km/L

エクストレイルの燃費はパワートレインに第2世代e-Powerを採用して大幅に向上。WLTCモードで18.3km/L〜19.7km/Lと、ミディアムクラスSUVとして高い省燃費性能を誇ります。

現行モデルである4代目と3代目の燃費を比較してみましょう。

  • 4代目エクストレイル:18.3km/L~19.7km/L
  • 3代目エクストレイル:12.2km/L~15.0km/L

3代目エクストレイルには一部ハイブリッド仕様の設定もありましたが、それでもe-Powerを搭載した4代目の燃費性能がより優れていることがわかります。

また、e-4ORCE仕様でも燃費への影響は1.3km/L前後と僅かなため、アウトドアでエクストレイルに乗りたいというユーザーには、より高い走破性を持つe-4ORCEグレードをおすすめします。

日産 エクストレイルと競合車種の燃費比較

以下では、日産 エクストレイルと比較検討されることが多い「日産 キックス」「トヨタ RAV4」「マツダ CX-5」の燃費を比較します。

日産 エクストレイルと日産 キックスの燃費比較

日産 キックス

日産 エクストレイルと日産 キックスの燃費比較は以下の通りです。

車種 トランスミッション 駆動方式 WLTCモード燃費
日産 エクストレイル CVT(無段変速車) FF/フルタイム4WD 18.3~19.7km/L
日産 キックス CVT(無段変速車) FF/フルタイム4WD 19.2~23km/L

エクストレイルは日産のミディアムクラスSUVで、キックスはコンパクトSUVにカテゴライズされます。

どちらにも第2世代e-Powerが採用されているのが共通点ですが、ボディサイズと重量の違いから、エクストレイルの燃費が18.3km/L~19.7km/Lなのに対して、キックスは19.2km/L~23km/Lと省燃費性ではキックスの方が優れています。

また、キックスはコンパクトSUVゆえに市街地でも取り回しやすく、街中での普段使いがメインとなるドライバーにはとても魅力のあるクルマです。

しかし、キックスには電子制御されたe-4ORCEは搭載されておらず、未舗装路や雪道の走行が多い方にはエクストレイルをおすすめします。

日産 エクストレイルとトヨタ RAV4

トヨタ RAV4

日産 エクストレイルとトヨタ RAV4の燃費比較は以下の通りです。

車種 トランスミッション 駆動方式 WLTCモード燃費
日産 エクストレイル CVT(無段変速車) FF/フルタイム4WD 18.3~19.7km/L
トヨタ RAV4 CVT(無段変速車) FF/フルタイム4WD 15.2~21.4km/L

燃費性能と価格帯などで、エクストレイルとライバル関係にあるのがトヨタのRAV4です。

特にRAV4に設定されているハイブリッドグレードは、WLTCモードで21.4km/Lとエクストレイルの18.3km/L〜19.7km/Lよりも優れています。

これはエクストレイルがエンジンを発電のみに使うのに対して、RAV4は状況に合わせて発電用と駆動用に切り替えているためです。

2台の人気グレードはほぼ同じ価格帯のため、選ぶ際のポイントになるのは“燃費”と“走り”です。

燃費ではハイブリッドのRAV4に軍配が上がりますが、最高出力ではRAV4が126kWなのに対してエクストレイルは150kWと、より余裕のある走りを楽しめます。

実際にどちらも試乗してみて比較検討することをおすすめします。

日産 エクストレイルとマツダ CX-5の燃費比較

マツダ CX-5

日産 エクストレイルとマツダ CX-5の燃費比較は以下の通りです。

車種 トランスミッション 駆動方式 WLTCモード燃費
日産 エクストレイル CVT(無段変速車) FF/フルタイム4WD 18.3~19.7km/L
マツダ CX-5 6AT/6MT FF/フルタイム4WD 13~19.5km/L

エクストレイルが走破性能を高めたSUVなのに対して、マツダのCX-5はクロスオーバーにカテゴライズされ、街乗りでの快適性を重視した都市型SUVです。

CX-5のガソリンエンジンモデルの燃費は13.8km/Lと、エクストレイルより下回りますが、クリーンディーゼルエンジンモデルは17.4km/L〜19.5km/Lと、エクストレイルに並ぶ燃費性能です。

さらにクリーンディーゼルエンジンは軽油のためレギュラーガソリンとの差額がそのままランニングコストの違いとなります。車両価格もベースグレードはどちらも約300万円と同価格帯です。

日産 エクストレイルの年間維持費をシミュレーション

日産 エクストレイルの年間維持費

自動車税 39,500円
自動車重量税 49,200円
自賠責保険 27,770円
点検・車検費用 99,800円(2年間)
ガソリン代 67,000円
任意保険 61,000円
年間維持費合計 294,370円
月間維持費合計 24,530円

※ガソリン代は年間走行距離8,000km、ガソリン140円/L、燃費達成率85%で計算
※点検・車検費用は基本料+法定費用等の最低限の目安
※任意保険は15等級で年間走行距離8,000km、車両保険付きを想定

エクストレイルの年間維持費用は約30万円前後が目安となります。1ヶ月あたりの維持費用は25,000円ほどです。

上記の金額には駐車場代や高速道路の費用、スノータイヤなどの装備にかかる費用は含まれていません。

実際の利用環境やライフスタイルに合わせてかかる費用をプラスαでシミュレーションすると、より正確な維持費用が確認できます。

日産 エクストレイルの燃費の良い走り方のポイント

日産 エクストレイルの燃費の良い走り方

エクストレイルの燃費を少しでも良くしたい場合には、以下の3つのポイントに注意するようにしましょう。

  • ドライブモードは“ECO”
  • トランクの荷物を減らす
  • エアコンをOFFにする

“急”なアクセルやブレーキ操作を避けるのは、エコな運転の鉄則の一つです。

エクストレイルのドライブモードには「ECO」モードがあり、燃費を重視した穏やかな加速性能でエネルギー消費を抑えた運転をサポートしてくれます。

また、キャンプグッズや趣味の道具をラゲージスペースに入れっぱなしだと、それだけエンジンに負担がかかり、燃費が悪くなる原因になります。こまめに荷物は下ろすようにしましょう。

最後に、エアコンの使用です。エアコンをかけると、エンジンの力をエアコンの動力として使うため、燃費は約10%悪化すると言われています。

冷房が必要ないタイミングでは、エアコンをOFFにするのが省燃費運転の秘訣です。

日産 エクストレイルは新車・中古車どちらで買うべき?

日産 エクストレイルの燃費情報を踏まえたうえで、新車・中古車どちらで買うべきか検討時のポイントを解説します。

新車・中古車どちらで買うべき?

  • 日産 エクストレイルの新車購入がおすすめの人
  • 日産 エクストレイルの中古車購入がおすすめの人

日産 エクストレイルの新車購入がおすすめの人

新車にこだわりがある方に加えて、スノースポーツなど趣味にエクストレイルを利用することを考えている方には新車購入の検討をおすすめします。

エクストレイルは、アクティブなライフスタイルに合わせて豊富なオプションが用意されています。新車購入なら、純正オプションで自分だけの一台にカスタマイズすることが可能です。

日産 エクストレイルの中古車購入がおすすめの人

エクストレイルは人気車種のため、納車待ちの期間が1年以上になることもあります。そのため、すぐにエクストレイルに乗り出したいという方は、中古車購入の検討をおすすめします。

エクストレイルは雪道や未舗装路で使われているケースも考えられるため、足回りの状態など、下から覗き込んで状態をしっかり確認するようにしましょう。

日産 エクストレイルの燃費についてまとめ

今回は、エクストレイルの燃費情報についてご紹介しました。

現行モデルのエクストレイルは第2世代e-Powerを搭載することで燃費性能が大幅に向上し、さらにモーターならではのリニアな加速感を楽しめるようになりました。

グレード別の燃費や、ライバル車との比較情報についてもご紹介したので、エクストレイルの購入を検討する際に参考にしてみてください。

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