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時代とともにボディコーティングは進化し続けている。最新の技術を応用することで、ツヤや撥水力の向上、さらにその耐久性などあらゆる面で機能強化が計られているというわけだ。そのためコーティング剤選びも多様化し、理想はどんどん高まるばかり。そんなコーティング剤の中で2022年、注目すべき進化を果たしたのがご存知「スパシャン」である。
イヤーモデルとなるスパシャン2022は、最新の半導体コーティング技術を取り入れることで水弾きと光沢が一層強化されている。液剤の高分子化によってコーティング被膜が瞬時に広がり、均一なコーティング被膜を形成してくれるのが特長だ。
また密着性が高く、コーティング剤を含んだスポンジを滑らせるだけで被膜を形成してくれる。低音速硬化性があるため、施工と同時に効果が実感できるのも見どころといえるだろう。
イヤーモデルの産出に留まらず、さらに前を向く開拓の歩み
さながらワインのごとく、その年ごとに市場投入されるスパシャインのイヤーモデルは、2014年から始まった。
「2022は、どっちかと言ったらプロ向けにだいぶ寄せたんですね。そうしたん分、施工ミスも起きやすいけど成功したらめちゃくちゃいいよっていう感じで。本当にうまく使いこなせる人たち向けのアイテムにしたいなっていうのがあったんです」
イヤーモデルのコンセプトは、その年ごとに変わるという。
「2022の場合はちょっとこコアな層を突くようなもんにパターンを変えてるんです。けれどちょっと行き過ぎた部分もあったんで、2023は使いやすさも重視して、ちょっとリメイクしたっていうか、基本性能をもう1回見直しています。
だから今までのモデルの中で一番使い使いづらいモデルだったかもわかんないですね。 ただ僕は非常に素晴らしいなと思ってるんで。今でも2022と2023でどちらを使うかと問われたら、自分は2022と答えます」
振り返れば、大元の起源となる2014モデルを今どう思うのだろうか?
「もう使えないですね。 物足りひんっていうか。 昔はやっぱしシャンプーっていうのも備わってたんで、洗うだけでっていうのがうたい文句でした。それがもう完全にコーティングとして分けてしまっているからこそ、性能は全然変わってきますよね。昔はリンスインシャンプーみたいな感じだったのが、もうコンディショナーになったぐらいの勢いで。
言ってみれば、2014モデルはうどん屋に出てくる寿司みたいなもんで、今のモデルは寿司屋の寿司みたいな感じです。今はもう集中して寿司の部分だけやる。
やけれども振り返ってみて、これはこれで面白いと感じます。混ぜて使ったりするユーザーもたくさんいてるんで。それもユーザーさんの楽しみのひとつなんで、はい」
年によっては1つのイヤーモデルだけでなく、複数のモデルを立て続けに出したこともある。ネタ切れの心配はないのだろうか。
「やりたいこと、いっぱいあるんです。やっぱり癖が強くなれば強くなるほど評価も分かれますし、性能を高めたら高めるほど施工性が悪くなってくるんですね。それでも評価するのはDIYのユーザー。プロ目線で使うものじゃ駄目なんですね」
最新モデルの2023モデルでは、これまでにない新たな試みも投入している。
「ほかの物がのった時に性能がポロッと変わるように作っています。性格がすぐに変わるという。非常に面白いコーティングです」
イヤーモデルのみならず、今年は新たなテーマにも取り組みたいという。
「もっと楽しいブランドにした方がいいんかなと思ってて。今僕らが今進めてんのは、子供用。昔子供の頃って親父の洗車を手伝わされじゃないですか。そこも今となって思い出になったりとかするし、休日は子供と家族で親子でスパシャンとか、ちょっとハートフルな展開もしていきたいなと思っています」