12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新の「カーブドディスプレイ」を採用
X6は、クーペ特有の優美で個性的な外観デザインと、卓越したオフロード走行性能を備えた世界初の「スポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)」として、2008年に初代モデルが誕生。今回発表の改良版は、2019年登場の三代目をベースに、内外装をよりモダンなデザインとしたほか、BMWらしい走行性へのこだわりと、高い実用性を兼ね備えたのが特徴だ。
エクステリアデザインは、BMWのラグジュアリーモデルに相応しい圧倒的な存在感、ダイナミズム、威風堂々たる佇まいに加え、スポーティさを強調。フロントデザインの象徴のひとつであるヘッドライトは、BMWモデルとして初採用となる矢印型デイライト機能を有したLEDヘッドライトを導入した。大型化されたフロントバンパーも特色に挙げられる。
モデルラインナップは、BMW M社が開発するふたつの高性能マシンMモデルを設定。ひとつはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンスモデルとなる「X6 M60i xDrive(エムロクマルアイ・エックスドライブ)」だ。そしてもうひとつはサーキットでの本格的な走行を可能とすべく開発されたMハイパフォーマンスモデルとなる「X6 M Competition(エム・コンペティション)」だ。
M60i xDriveには、4.4ℓV型8気筒ツインターボガソリンエンジンに8速AT(ステップトロニック)と48VマイルドHVシステムが組み合わされ、トータルで530ps/750Nmを発揮。0-100km/h加速は4.3秒(本国仕様値)だ。
一方、X6 Mコンペティションは、4.4ℓV型8気筒ツインターボガソリンに、ダイナミックな走りに貢献する8速AT(Mステップトロニック)、そして48VマイルドHVシステムが組み合わされ、トータルで625ps/750Nmを発揮。0-100km/h加速タイムは3.9秒(本国仕様値)をマークする。
新型X6には、様々な最先端シャシーテクノロジーを採用している。M60i xDriveには「アダプティブMサスペンション」が、X6 Mコンペティションには「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」が装備され、それぞれのモデルの特性に応じた、快適で安全なハンドリングを実現している。
さらにM60i xDriveには、卓越性とハンドリング快適性を高める電動パワー・ステアリング「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」を標準装備とすることで、まったく新しい次元の走行快適性と長距離ドライブの快適性を実現している。
一方、X6 Mコンペティションに備わるアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルには、電子制御ダンパーとアクティブ・ロール・スタビライザーを備え、長距離走行において優れた快適性を実現する「Comfort(コンフォート)」モード、スポーツ走行に適合するボディ剛性を高める「Sport(スポーツ)」モード、さらに、ダイナミックな走行を可能にする、「Sport Plus(スポーツ・プラス)」モードと、3種類のモードをMセットアップメニューから選部ことができる。さらに、アクティブ・ロール・コンフォートを備えた直進走行時の快適性向上に寄与するアクティブ・ロール・スタビライザー、Mスポーツ・ブレーキ、優れたトラクション性能を実現するMモデル専用4輪駆動システムM xDrive(エム・エックスドライブ)、リヤアクスルにはアクティブMディファレンシャル等を採用することで、あらゆる状況において、Mハイパフォーマンスモデルに相応しい、優れた駆けぬける歓びを実現する。
●BMW「X6」モデルラインナップ
・X6 M60i xDrive:1622万円
・X6 Mコンペティション:2012万円
※価格は消費税込み