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ラグジュアリーさに隠された圧倒的パフォーマンス
BMW i7 M70 xDriveは、電気モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションを1つの非常にコンパクトなハウジングにまとめたドライブユニットをフロント/リアアクスルに搭載している。駆動システムのM専用構成により、特にリアアクスルモーターのドライブユニットは、デュアル・インバータを備えた6相設計となっている。これにより、ピーク出力が大幅に向上し、高速域まで出力が維持されている。
モーター出力は、フロントが258ps、リアが489hpを発揮。通常のスポーツモードで1,015Nmを発揮する最大トルクは、Mスポーツブーストモードで1,100Nmにまで拡大させることができる。最高速度は電子制御により250km/hに制限されているが、強力なトルク供給によって 0-100km/h加速は3.7秒を達成している。M機能によって、ローンチコントロールシステムも標準で搭載されている。
車両のアンダーボディに設置された高電圧バッテリーは、101.7kWhの使用可能エネルギーを供給。これにより航続距離は488~560kmを達成し、WLTPテストサイクルで23.8~20.8 kWh/100km の電力消費量を記録している。効率的な充電のために設計されたコンバインド・チャージングユニットは、AC充電(最大22kW)と DC電源(195kW)に標準で対応。わずか10分の充電で170kmの航続距離を確保することができる。
また、新型7シリーズのEVモデルには、新しいドライブシステム「MAX RANGE(マックス・レンジ)」モードが導入されている。このモードは駆動力と最高速度を制限して航続距離を15~25%伸ばすことができる。このモードは、主に予定していた充電ステーションで充電できなかった事態にバッテリー切れで停まってしまうのを防ぐことができる。
BMWの新世代デザインを踏襲したエクステリア
新型7シリーズの圧倒的パフォーマンスはそのデザインにも反映されている。水平基調の堅牢なボディには2トーンカラーが施され、オリジナリティに溢れながら高級セグメントにおける新時代を垣間見せている。フロントには、特長的なMバッジ付きの大型キドニーグリル、ツインストークデザインのMサイドミラーなどMオリジナルのアイテムが散りばめられている。
フロントライトは上下に分離され、よりシャープな顔つきに仕上げられている。フロントエンドデザインでもう一つ目を引くのは、キドニー・グリルの上部の表面処理だ。ボンネットの中央を流れる窪みは、グリル上端まで伸びており、BMWバッジの境界線としてルックスを引き締めている。
2023年3月以降、一部の国ではMy BMW Appを使用することで、車外から最大6メートルの距離で自動ドアを個別に開閉することができるようになった。(オプション)また、ロック/アンロック機能が拡張され、クルマに近づくとドアが自動的にロックされ、離れると自動的にロックされるようになっている。また、運転席ドアの無接触開閉機能も追加されている。
Mのスポーティさを盛り込んだインテリア
新型7シリーズのインテリアには、ドライビングの楽しさを凝縮したM専用装備が標準装備されている。イルミネーション付きのMドアシル、Mメリノレザーのトリム、Mレザー・ステアリングホイール、BMWカーブドディスプレイのM専用コンテンツなど上質な装備が数多く搭載されている。
また、ブランド初として、QuickSelectとBMWオペレーティング・システム8.5を備えた制御/操作システムBMW iDriveのアップデート版が搭載されている。数多くの機能やデジタル・サービスを直感的かつ快適に操作することができ、メニュー画面の構成も改善されている。
また、BMW iDriveのアップデートにより、情報およびエンターテイメント用のデジタルコンテンツの幅広い提供、機能更新サイクルの短縮、電気自動車用の充電ポイントに関する情報の充実、特定のオンラインサービスへのアクセスも改善されている。
BMW iDrive with QuickSelectは、BMWカーブド・ディスプレイおよびBMWインテリジェント・パーソナルアシスタントとも連携しており、タッチスクリーンと自然言語による会話操作を円滑に行うことができる。