ホンダが上海で中国向けEV「e:N」の第二弾を発表!第三弾「e:N SUV 序」コンセプトと計3モデルをワールドプレミア!

ホンダは4月18日に開幕した上海モーターショーにおいて、電気自動車「e:N(イーエヌ)」シリーズの第二弾となる「e:NP2 Prototype(イーエヌピーツー プロトタイプ)」「e:NS2 Prototype(イーエヌエスツー プロトタイプ)」と、第三弾となるコンセプトモデル「e:N SUV 序(xù)」を世界初公開した。

「e:N」シリーズ第二弾の「e:NP2」と「e:NS2」は2024年初頭に、第三弾「e:N SUV 序」は24年内に中国で発売される予定

ホンダは、「2050年にホンダが関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」というグローバルでの目標を掲げ、中国においては2027年までに10機種のホンダブランドEVの投入を予定している。

写真左から「e:N SUV 序」「e:NS2プロトタイプ」「e:NP2プロトタイプ」「e:N GTコンセプト」

今回発表されたe:NP2とe:NS2の両プロトタイプは、ホンダが提案する新たな価値を持ったEVとして開発を進めており、e:Nシリーズ第二弾として2024年初頭に発売される予定だ。

また、e:Nシリーズ第三弾となるe:N SUV 序については、SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えた新世代のe:Nシリーズとして開発が進められている。今回発表のコンセプトモデルをベースとした量産モデルは、2024年内に発売される見込みだ。

ホンダは、これらのモデルを投入することで中国における電動化を加速し、従来グローバルで掲げていた「2040年までにEV・FCEVの販売比率100%」の目標を前倒し、「2035年までにEVの販売比率100%」の達成を目指す。

「e:NP2プロトタイプ」「e:NS2プロトタイプ」

e:NP2プロトタイプ
e:NP2プロトタイプ

e:Nシリーズ第二弾となるこの2モデルは、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」「智」「美」を磨き上げ、既存モデルの枠にはまらない新たな価値を持ったEVを目指し、開発が進められている。
●動:ホンダが培ってきたダイナミクス技術で人とクルマが一体になったような独自のドライビングプレジャーを提供
●智:クリーンですっきりとしつつ心地よいラウンド感をもたせた造形とHonda CONNECT 4.0などの先進装備で知的な室内空間を提供
●美:SUVのようなユーティリティの高さとセダンのような流麗なフォルムを両立したデザイン

e:NS2プロトタイプ
e:NS2プロトタイプ

また、それぞれのモデルが目指す世界観をデザインへ落とし込み、e:NP2プロトタイプはシームレスで洗練されたスマートな未来感が、一方e:NS2 プロトタイプは見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感がそれぞれ表現された。

「e:N SUV 序」

e:N SUV 序
e:N SUV 序

e:Nシリーズ第三弾となるこのコンセプトモデルは、e:Nシリーズ共通のコンセプトである「動」「智」「美」を新たな次元へと引き上げることを目指しました。なお、モデル名に添えられた「序」は中国語で「プロローグ」を表し、e:Nシリーズとして新世代の幕開けを迎えるという意味合いが込められている。
●動: EV専用のe:N Architecture W(イーエヌ アーキテクチャー W)を初採用し、走る楽しさを追及したホンダらしいパフォーマンスを実現
●智:最新の安全運転支援システムやAIを搭載したコネクト技術の採用により、室内全体で智能化を感じられる空間を実現
●美:SUVらしいワイルドさと近未来的な知性を兼ね備えたデザインを採用

2021年10月に発表された「e:N GTコンセプト」。2026年までの発売を目指して開発が進められている

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