フロントやリヤバンパー内に埋め込まれた複数個の超音波センサーにより、障害物までの距離を感知。その情報を車内のLED表示やアラームなどで知らせてくれる「パーキングセンサー」は、新車の純正装備としては馴染み深いが、後付けでは意外と少ない。
ToFit(ツーフィット)では以前より、アルミテープセンサーを採用することでバンパーへの穴開け加工を不要にしたバックセンサーや、リヤカメラ一体型のバックセンサーなど、ユニークなスタイルのパーキングセンサーをリリースしているが、このたび新たに発売されたのが、OBDⅡ接続タイプのフロントパーキングセンサー。これまでにない簡単取り付けを実現しているのだ。
2009年以降の登録車ならほとんどの車種に取り付け可能
従来のパーキングセンサーで必要だった電源やブレーキ信号線、速度信号線などの繁雑な配線作業を、OBDⅡ接続により簡略化。基本的にはコネクタを差し込むだけで配線作業は完了するという、電装DIYは少々苦手という人にもオススメできるアイテムなのだ。
2009年以降の国産車および2010年以降の外国車ならほとんどの車種に対応。また非OBDⅡ車用の電源コネクターも付属しているので、多少配線に手間は掛かるものの、2009年以前の車種にも取り付けは可能だ。
実際の装着では、バンパーへのセンサー取り付けのための穴開け作業やバンパーの脱着、センサーケーブルの車内への引き込みなど、電装DIY初心者には少々ハードルは高いものの、配線接続は基本的にコネクタ接続のみ。配線が簡単というよりは、ミスのない確実な配線を実現している点が、大きなセールスポイントと言えよう。
基本的に操作は不要で、時速15km以下になると自動的に作動。センサーは約120cmの障害物から感知をスタート。LED表示にはその距離が示され、近くなるほどアラームの断続音が早くなり30cm以下になると連続音で危険域と知らせてくれるのだ。もちろん実際使用するときには目視による確認は必須だが、安全運転をサポートするアイテムとして心強い限りだ。