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今年も東京都から「例のお手紙」が届きました。
う~む。ついにこの季節が来てしまった。
といっても、ボクは初夏が嫌いなわけではない。むしろ大好きだ。5月の連休明けから6月初めくらいにかけての東京は適度に暑いけど暑すぎず、しかも湿気がなくてカラッとしているから、湿気が多くて不快な夏と違ってとても心地いい。できれば、1年のうち、10ヵ月くらいはこの気候でいて欲しいと思っているほどです(さすがに四季がないのはさみしいので残り2カ月は「暑い夏」と「寒い冬」を1カ月ずつで……)。
閑話休題。この季節が来てほしくなかったのはアレが来るから。そう、5月の連休明けといえば自動車税だ。
というわけで、今年もやってきました「自動車税(種別割)納税通知書在中」という東京都からのありがたいお手紙が。
さっそく開封してみると「合計金額5万7000円」という納付書が。わかっているんですよ、覚悟はできているんですよ。でも、実際に5万7000円という金額を見ると、思わず「とりあえず妻には見つからないようにしないと」なんて思っちゃったりして(笑)
我が愛車「CX-60」のエンジン排気量は3.3ℓ。
日本の自動車税はエンジンの排気量が増えると高くなる仕組みが導入されていて、たとえば排気量1.0L以下の自家用車(2019年10月以降に購入)だと2万5000円。それが2.0L以下までは500㏄ごとに5500円アップする。2.0〜2.5L以下は7500円アップ、2.5〜3.0L以下は6500円アップ……として、排気量3.3Lの自動車税額は、2.5〜3.0L以下に対して7000円高い5万7000円となっている。2.5Lでも4万3500円だから、そこから1万3500円のプラスと考えればそれほど大きくないようにも思えるけれど、とはいえ5万7000円の請求が一括で来るとさすがにダメージ大きいです。はい。
もちろんそんな税額に関しては購入前からわかっていたわけで、「知って買ったくせに!」という意見は甘んじて受け入れます。しかし、「せめて排気量が3.0Lだったらなあ」と思わずにはいられないわけですよ。
ただ、ひとつだけ言いたいのは「排気量が大きいのはそんなにいけないのか?」ってこと。
だってCX-60のディーゼルエンジンは、排気量こそ大きいけれど燃費はよく、排出ガスだってクリーンなのだから誰にも迷惑はかけていないでしょ? 「車体が重いから道路に負担をかける」という意見もあるかもしれないけれど、それは車両重量に応じた重量税でしっかり払っているので。
何が言いたいかというと、エンジン排気量に応じて税額が変わるのは、現代においては意味がないんじゃないかなと思わずにはいられないってことですよ。高いクルマを買う人はたくさん税金を払え!というのなら(その根拠自体がよくわからないけれど)、消費税として払っているし。
というわけで、CX-60を所有して改めて感じたのは「3.3Lという排気量と日本の自動車税区分はマッチングが悪いな」ということでした。「排気量の大きなクルマは贅沢で、それを買う人はお金持ちだから多く税金を払え」という昔の考え方に沿った排気量による区分は、そろそろ見直してもいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、セカンドカーとして所有している2シーターミッドシップのオープンスポーツカーの自動車税額はなんと、10800円でした。CX-60の1/5以下ですよ。
これは安すぎ……というか、ほかのクルマの自動車税もこれくらいで済むとクルマ好きとしてはうれしいんですけどね。