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より短時間に作業を完了できる高効率なアイテムはどんなものか?
簡単系コーティングが普及して久しい。かつてはコーティング剤といえば、洗車後に水滴を拭き上げてから施工するものが多かったが、現在では濡れたボディにそのままスプレーして、クロスで拭き上げるだけという方法で施工できるコーティング剤が大きなシェアを誇っている。ちなみに、いずれにしても洗車後には水滴は拭き取っておいたほうがいいというのは鉄則で、そうしないと水滴のあとなどがボディに残ってしまうからだ。
洗車機にかけたあと、そのまますぐに施工できるという点でも簡単系コーティングは人気だ。それによってけっこうな時短が実現する。また、簡単系コーティング剤は水のような液体のものが多いため、塗り拡げを兼ねての拭き上げも容易だ。実質的に洗車の水滴を拭き上げるのと労力は変わらない。
もちろん、きっちり水滴を拭き上げてから入念に施工するワックスやコーティングのほうがツヤや耐久性では上かもしれないが、クルマをきれいに保つには頻繁に洗車、コーティングをしてやることも大切。時短も重要な要素になるのだ。それゆえ、より短い時間で、より少ない労力でコーティングや拭き上げができるというアイテムにも高い価値があるというわけ。
ここでは、そんな主流の簡単系コーティングよりもさらに労力や工程を減らせるアイテムを紹介する。
強力な噴射力のスプレーと拭き上げるだけでコーティング施工できるシート
まずソフト99の『レインドロップ』は缶スプレーを採用したモデルだ。缶スプレーならボタンを押すだけで、連続して広い面積に噴くことができる。さらに、飛ぶ距離も長いので、ミニバンのウインドウやルーフの中央付近など、手が届きにくいところにも強力に噴射してくれる。つまり、労力と時間がかなり少なく済むのだ。
もっと工程を簡略化したい場合は、同じくソフト99の『ふくだけレインドロップ』という製品がある。撥水レジンや界面活性剤を配合した使い切りタイプのシートで、洗車後の水滴の拭き上げに使えるが、拭き上げれば同時に撥水コーティングが施されるというアイテムだ。つまり、スプレー等を使ってコーティング剤を噴きつける工程さえも不要になるというものだ。
缶スプレーは労力を大幅カット
シートは使用後には捨てるだけ
まず『レインドロップ』のほうは、やはり噴射力の強さが魅力だ。簡単コーティングに多いトリガー駆動のスプレーボトルは、人力で繰り返しプシュプシュ噴いてやらないといけないが、これはとにかく楽。また、すぐに撥水効果を発揮するので、拭き上げも軽い力でできる。
もういっぽうの『ふくだけレインドロップ』だが、使い切りタイプのシートなので、拭き上げ専用のクロスなどと比べると吸水力は高くない。そのため、水滴を除去するにはこまめに絞りつつ繰り返し拭く必要があり、スプレータイプの簡単コーティング剤と比較して、時短になるかどうかは微妙だ。とはいえ、撥水効果ははっきり発揮してくれる。
そして、洗車場に持っていくのはこのシートのボックスだけで済み、使用後は捨ててしまえばいいという簡便さは魅力だ。