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3グレードに3つのパワートレインを搭載
2024年型グランドハイランダーの3グレードには、それぞれ別のパワートレインが搭載される。ガスエンジンはFF駆動で265馬力、0-96km/h加速:7.5秒、ハイブリッドパワートレインはAWD駆動で245馬力、0-96km/h加速:7.8秒、最後のハイブリッドMAXパワートレインはAWD駆動で362馬力/542Nm、0-96km/h加速:6.3秒を達成。これにより、見た目だけに留まらないパフォーマンスによって、トヨタの中型SUVとして申し分ないパワー供給を実現している。
3つのパワートレインすべてに3つのドライブモード(スポーツ、エコ、ノーマル)が搭載され、より魅力的なドライビングが実現されている。また、3つのモード(マッド&サンド、ロック&ダート、スノー)を備えたマルチテレインセレクトは、オンロードとオフロードの能力をさらに高めるためにガソリンAWDとハイブリッドMAXパワートレインに設定されている。
パワートレインごとの駆動システム
ガソリンエンジン車には、前後輪と後輪のトルクを積極的に配分するダイナミックトルクコントロールAWDが採用されている。リアディファレンシャルの前方に設置された電磁カップリングにより、必要に応じて後輪を駆動・停止させ、トラクションを向上、走行安定性を向上させている。
ハイブリッド車に搭載されるエレクトロニック・オンデマンドAWDは、優れた燃費性能、発進加速、ハンドリング、安定性を発揮する。エレクトロニック・オンデマンドAWDは、電気モーターで後輪を駆動し、滑りやすい路面で必要な時にトラクションを発揮することで、安定した性能を実現している。前後輪の駆動力配分を100:0~20:80の間で精密に制御し、最適な燃費性能と快適な走行性能が実現されている。
HYBRID MAXと組み合わせたフルタイム電子制御AWDは、非の打ちどころのないコントロール性で爽快な走りを発揮する。フロントに搭載されたハイブリッドモーターと、リアに搭載されたeAxleの電気モーターを介して、前後輪にパワーを伝達。また、ダイレクトシフト式6速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、安定したAWD性能と満足のいく加速をサポートする。フルタイム電子制御式全輪駆動は、走行状況に応じて前後輪のパワー配分を70:30と20:80の間で調整する。この新しいAWDシステムは、後輪の駆動力を強化し、後輪駆動の操縦感覚、直進安定性、応答性の良い加速を実現している。
デザイン性を損なわない機能装備
新モデルのエクステリアは美しくも機能的だ。リヤドアの開口部は広く、3列目シートへのアクセスも良好。サイドは、ドアからフェンダー、フロントタイヤ、リアタイヤまでシームレスに流れ、シンプルかつダイナミックなデザインとなっている。また、「Hybrid MAX」には、個性的なバンパーやブラックアクセントのツートーンホイールが採用されることでプレミアム感が演出されている。
操作系は、標準装備の12.3インチマルチメディアディスプレイを中心に配置されている。センタースタックには、ワイヤレス充電器、2つのUSBポート、大型の水筒も収納可能な3つのカップホルダーが装備されている。また、助手席側には小型のバッグを収納できるポケットを装備。また、アームレストを使用したままスライド式のコンソールカバーリッドを開閉することができ、運転席と助手席の使い勝手が向上されている。ダッシュボード右側には、USBポートや充電中のコードを収納できるトレイが設置し、スマホ関連の使い勝手も向上させている。
また、視認性を重視し、低いボンネットラインと大きなサイドガラスを採用することで、市街地でも良好な視界が確保されている。3列目シートの向上には、スーツケースを7個収納できる充分なスペースを確保。2列目と3列目のシートを倒することで合計2,760Lもの空間を生み出すことができる。
2列目には、エアコン操作パネルと左右独立したUSBポートが手の届く位置に配置された。また、2列目(XLE)にはカップホルダーを、”リミテッド”および”プラチナム”グレードにはカップホルダーとスマートフォン収納スロットを備えた取り外し可能なトレイが装備されている。3列目乗員には、左右2つの個別USBポート、スマートフォン/タブレット収納スペース、2つのカップ&ボトルホルダーが設けられ、多様な利用シーンに対応する。さらに、乗降時に使用するサポートグリップやハンドサポートスペースを設けることで、アクセシビリティを向上させている。
安全支援システムは全車に標準搭載
新型グランドハイランダーには、ブラインドスポットモニター(BSM)、リアクロストラフィックアラート(RCTA)が全グレードに標準装備されている。自動ブレーキ付フロント&リアパーキングアシストは、”リミテッド”と”プラチナム”グレードに設定されている。また、低速走行時に、フロント、サイド、リアカメラを組み合わせ、完全な車両俯瞰画像をスクリーンに表示することでドライバーの視認性をサポートする、パノラミックビューモニターが設定された。