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ハイパワーなのに静かな入門者向けポリッシャー
手作業での水アカ落としやコンパウンド掛けの作業はとにかく手間や時間がかかるし、決して簡単な作業ではない。ひとつ間違えるとムラができてしまい逆効果にもなりかねない。そこで活用したいのが「ポリッシャー」である。バフをセットして磨き上げるポリッシャーはプロ向けのツールというイメージも強い。実際に闇雲に磨けば美しく仕上がるという単純な話ではない。使用するポリッシャーとケミカルの相性もあるし、塗装色によっての使い分けも必要になる。
そこで紹介したいのが、はじめてポリッシャーを扱うビギナーでも美しく仕上げられるように開発されたプロスタッフの『シャインポリッシュ AC100V 1M』だ。
軽量コンパクトな本体は持ちやすさにもこだわった形状となっており、両手でしっかり支えられる。さらに異なるふたつの運動メカニズムを組み合わせたダブルアクシス構造を採用することで、誰でも均一にポリッシャー掛けができるという。
今回は洗浄成分とコンパウンドをダブル処方するシャインポリッシュワックスを使用。小キズやくすみが気になっていたRX-8のボディを磨き上げてみた。
作業後はくすみが消え、美しい輝きが復活!
美しく仕上げる秘訣は、ボディのパネルごとに作業すること。洗車をして砂ぼこりや汚れを落としたら、ボンネットやドア、フェンダーといった具合にパネルごとに作業を進めていく。コンパウンドやワックスをバフに付けて、ボディを滑らせるように塗り広げていくのがコツだ。
ポリッシャーは両手で支えながら、右から左へと一定方向に動かしていく。力を入れずに軽く支える程度の力加減でオッケー。液剤を薄く伸ばすことを意識しよう。コードは肩に掛けておけば、ボディに干渉してキズ付くのを防ぐことができる。
シャインポリッシュには、毛足が長い仕上げ用バフも付属する。こちらは液剤を付けず、ボディを軽く磨き上げるものだ。必要以上に力を入れると磨きムラや磨きキズの原因になりかねないので、曲面もできるだけ一定の圧力でバフを掛けるよう意識したい。
となると気になるその効果。作業前後のボンネットをご覧いただければ、くすみが取れて、輝きに深みが増したことがおわかりいただけるはず。光沢の違いは一目瞭然だ。
ポリッシャー慣れしていない筆者でも、スピーディに美しく仕上げられたことに驚いた。なにより自分で仕上げたという達成感がある。その満足度はかなり高い!