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SUBARU お得で安心 点検パックだから無料
今回BRZを購入した際にSUBARU お得で安心 点検パックに加入している。点検期間は新車購入~5年間。点検タイプはエンジンオイル交換+車検となっていて、金額は13万3485円。これは6カ月・12カ月点検と初回車検の基本的な整備料を前もって預けておくもので、点検時の出費を抑えられるというメリットがある。なお、新車1カ月点検と新車6カ月点検はSUBARUの新車すべてに無償で添付されている。
ただし、点検にともなう追加整備料、部品消耗品の交換が必要な場合は別途費用がかかる。また、車検時の法定費用等もパックの金額には含まれていない。
エンジンオイル交換タイプは1カ月・6カ月点検時のエンジンオイル(スタンダードタイプ)交換、12カ月点検・車検時のオイル・オイルフィルター交換がパックされている。
1カ月点検の予約時間の15分程前にBRZを東京SUBARU杉並店に持ち込んだ。到着したタイミングで駐車場の空きは1台分。その後もレガシィ、レヴォーグ、フォレスター、WRXと次から次へとSUBARU車がやってきた。担当のN氏に寄れば、週末のお昼前ということもあって、点検に持ち込む客が多いのだそうだ。
N氏からは「乗っていて気になったことはありましたか?」と聞かれた。が、日常の使用において不満があろうはずはない。納車直後にシフトミスしたバックギヤもすっかり慣れたことだし。
不満があるとすればホーンがBL5レガシィB4のヨーロピアンな音から、いかにも日本車っぽい音になったことや、今までリヤワイパー付のクルマばかり乗っていたので、雨の日の車庫入れに慣れが必要なことぐらいだが、どちらもN氏に言ってもしょうがないことばかりだ。
さて、1カ月点検ではパワーステアリングオイルの漏れ、ブレーキフルードの量、ホイールのボルト・ナットの緩み、クラッチ液の量、トランスミッションのオイル漏れ、デファレンシャルのオイル漏れ、エンジンオイルの漏れ、燃料漏れ、冷却水の漏れ・量をチェック。加えて点検パックのエンジンオイル無料交換を行なった。今回はN氏のご厚意でピット作業を見ることができた。
BRZのアンダーフロアはどうなってる?
せっかくの機会なので、普段じっくり見ることがない床下を見てみた。
BRZの床下はフルフロアアンダーカバーを装着している。フロントバンパーからセンターフロアにかけて、さまざまなカバーを組み合わせてフロア下部の段差を減らしているほか、リヤバンパー下部もディフューザー形状として、床下を流れる空気をできるだけスムーズにリヤに流すことを狙っていることが分かる。また、タイヤハウスに空気が入って乱流を生まないように整流板が設置されている
レーシングカーではフロアの形状でダウンフォースを得るのが常識だ。市販車のフロア形状ではレーシングカーのような劇的な効果は得られるわけではないが、それでもフロアの整流は高速道路での安定性向上に寄与しているはずだ。
今回の1カ月点検ではドアエッジモールを追加してもらった。以前このコラムで書いた通り、自宅の駐車場の寸法の関係で、ドアを開けるとスクーターのマフラーとのクリアランスがギリギリだったからだが、これで万が一ドアがマフラーに当たっても安心できそうだ。
1カ月点検は1時間ほどで終了。早速ドライブに行きたいところだったが、あいにくこの週末は取材が立て込んでいて遠出するチャンスがなかった。
話は逸れるが、SUBARUは6月20日にMT向けアイサイトを開発して今秋発売予定のBRZ改良車に搭載すると発表した。
アイサイトはSUBARUご自慢の運転支援システム。自動車雑誌の編集だった頃はアイサイトやアイサイトver2の性能を体験。特にver2は広報車やレンタカーでも存分に体感していて、個人的にはかなり気に入っていた。BRZを買う際もMT車にアイサイトの設定がないことを残念に思っていた。それゆえBRZのMT車にアイサイトが実装されるのは喜ばしいのであるが、正直少々複雑な気持ちではある。せめてもの救いはリリースが出たのが納車後だったことだろう。
それはさておき、ようやくBRZのパフォーマンスを楽しめる時が来たので、近いうちにドライブする計画を立てなくては。