新型プリウスPHV、欧州仕様モデルが発表!ヨーロッパに馴染む流麗なシルエットには、最大86kmのEV航続距離を確保した第3世代プラグインハイブリッドシステムを搭載!

新型プリウス・プラグイン・ハイブリッドは、真の電気自動車(EV)性能と最新のハイブリッド技術による利便性の融合により、2つのDNAを核としたモデルとなっている。13.6kWhのバッテリーにより、最大86kmのEV走行が可能なため、日常のほとんどの移動はフルEVで走行することができる。長時間の移動あるいは充電が現実的でない場合には、トヨタの新世代プラグイン・ハイブリッド・システムが出力を向上させ、プリウス史上最小値となる11g/kmという超低CO₂複合排出量(WLTP)を実現し、長時間の運転にも貢献している。

2.0Lエンジン由来の第3世代PHEVシステムを搭載

搭載されるパワートレインは、新開発2.0Lエンジンと新型フロントモーターから構成される第3世代プラグインハイブリッドシステムだ。システム総出力は、先代比で100馬力アップの223馬力を発揮し、力強く応答性の高い加速を実現している。

また、ボディのプラットフォームには、TNGAの第2世代GA-Cプラットフォームが採用され、軽量化と高剛性化により安定した走りが実現されている。EVバッテリーをリアシート下に配置し、燃料タンクを先代よりも低く前方に移動させることで実現した低重心化は、ドライビング・ダイナミクスと俊敏性の向上に貢献している。スタイリングは全高が50mm低く、ホイールベースが50mm延長されているので、クーペのようなスポーティシルエットに仕上げられている。

ドライバーの視線誘導を促すインテリア

室内では、運転の楽しさと実用性を兼ね備えた広々としたキャビンが、すっきりとした室内レイアウトが実現されている。ドライバーの視界は、視界に直接入る7インチのスクリーンを中心に構成され、ドライバーの視線を道路に集中させることで安全性を高めている。

新設計のインストルメント・パネルは、キャビンの快適性とすっきりとしたレイアウトを優先し、ドライバーの前方視界への侵入を最小限に抑え、操作性と外観を向上させている。スリムなエアコンコントロールと組み合わされた低いセンタースクリーンからは、トヨタの最新のクラウドベースのマルチメディア・システムにアクセスすることができる。

トヨタの誇る安全性能「T-Мate」

新型プリウスは、トヨタの革新的な技術に関してもパイオニア的存在となっている。その一例が、最新世代のトヨタ・セーフティ・センス(TSS)を組み込んだ「トヨタ T-Mate」であり、便利な無線アップデートが実現されている。

強化されたフロントカメラとレーダーは前方方向の認知能力を高精細化。また、新型プリウスは、より広い横方向と縦方向の視野を誇るため、より多くの物体を検知することができ、二輪車や路側物など、より広範囲の潜在的な危険を識別することができる。フロントサイドレーダーセンサーは、プリクラッシュシステム、レーントレースアシスト、フロント車線逸脱アラート機能をサポートするために追加され、安全性を向上させている。

新型プリウスは、ハンズフリーまたはリモートコントロールで駐車できる半自律式のアドバンスド・パーク・システムを実装しており、目的地に到着後、駐車場への自動駐車もクルマが自動で行なってくれる。

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