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パフォーマンスを予感させる官能的デザイン
このたび発表となった新型『CLEクーペ』は、表現力豊かなデザイン、個性を最大限に引き出す専用の快適装備、自信に満ちたスポーティなドライビング・パフォーマンスを備えているのが特徴。欧州では11月から市場導入される予定で、オープンモデルの『CLEカブリオレ』は来年発売の予定だ。
新型『CLEクーペ』はロングホイールベースと強い傾斜のAピラー、短いフロントとやや長いリヤのボディオーバーハング、強調されたショルダーと大径ホイールによって、一目でそのダイナミックな性能を予感させるスポーツスタイリングに仕上げられている。このエモーショナルなボディデザインは、メルセデス・ベンツブランドのデザイン言語「Sensual Purity(官能的な純粋さ)」に忠実に、細かなところまでパワーとダイナミズムが体現されている。
低く張り出したボンネットによって前傾したシャークノーズ、ユニークなデザインのフラットLEDヘッドライト、新デザインの立体的なラジエーターグリルが、アクティブでありながら極めてエレガントな外観を実現している。筋肉質なリヤ・セクションは、流れるような表面、滑らかなトランジション、新たなデザインのアウトラインと立体的な光体を持つ2分割LEDライトによって特徴付けられている。
室内空間と先進性に優れたインテリア
新型『CLEクーペ』は全長4850mm×全幅1860mm×全高1428mmと、ミッドサイズ・クーペとしては最大サイズとなる。特にホイールベースがCクラス・クーペよりも25mm長いため、後席のヘッドルームが10mm、肩と肘のスペースが19mm、膝のスペースが72mmも広くなっている。また、トランク容量も60ℓ増え、ゴルフバッグ3個を楽に収納できるほどの収納力を誇る。
インテリアで目を引くのは、独立した12.3インチのフルデジタル・インフォディスプレイ、使いやすい縦型フォーマットの11.9インチのセンターディスプレイ、そして、64色から選べるダイナミックなアンビエント照明だ。アンビエント照明は必要に応じて、センターコンソールからエアコン吹き出し口の下まで拡大することもでき、インテリアをエモーショナルな空間に包んでくれる。
搭載される第3世代のMBUXインフォテインメント・システムは、サードパーティ製アプリの導入と、自動化されたドライバーのルーティン機能を搭載し、新たなレベルのパーソナライゼーションを備えている。
電動化されたパワフルなマイルドハイブリッド
新型『CLEクーペ』は、システマチックな電動化とインテリジェントなダウンサイジングによってパワートレインの合理的な効率化がはかられている。すべてのエンジンは48Vのマイルドハイブリッド方式となり、9速9Gトロニック オートマチックが搭載される。欧州での市場投入時にはガソリンエンジンが4グレードに加え、ディーゼルエンジン1グレードが用意されるという。ガソリンエンジンは2.0ℓ直4ターボのM254型が基本だが、ハイパフォーマンスモデルには最高出力381ps、最大トルク500Nmを発揮する3.0ℓ直6ターボのM256M型が搭載される。
シャシーはスポーツモデルらしく標準で15mmダウンしている。ステアリングの切れ角は最大2.5度。これにより、回転半径は50cm小さくなった。後輪駆動の『CLEクーペ』はCクラス・クーペよりサイズが大きいにもかかわらず小回りが利く。
安全支援システムの多くは標準装備
コーションアシスト、アクティブブレーキ・アシスト、レーンキープアシスト、スピード制限アシスト、後退カメラ付きパーキングなど、豊富な安全機能装備が標準で搭載されているのも特筆すべき点だ。なお、欧州仕様では、アクティブディスタンスアシストDISTRONICも標準装備されている。
新型『CLE』の日本導入時期は現状では不明。