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ランドクルーザープラドからネーミングを変えて「250」が誕生!
トヨタの本格SUVである「ランドクルーザープラド」は、ネーミングを「ランドクルーザー250」に変えて、2023年8月2日にフルモデルチェンジを発表した。14年ぶりのフルモデルチェンジとなる。
先代のランドクルーザープラドは、2009年にデビューした4代目だ(150系)となる。2度のマイナーチェンジを行いながら、現在まで高い人気を維持してきたトヨタの最重要モデルの一つだ。そして今回「250」へと進化を遂げた新型ランドクルーザープラドは、「The Land Cruiser : 質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」を開発コンセプトにフルモデルチェンジを行った。先代モデルからどのように変化したのだろうか?新型ランドクルーザー250の新旧比較をみていこう。
【エクステリア比較】新型レクサスGXと同様に直線基調のスクエアなデザイン
エクステリアは兄弟車となる新型レクサスGXと同様に直線基調のスクエアなデザインとなっている。安全なオフ/オンロード走行に貢献するため、低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面によって、見通しのいい良好な前方視界を実現。悪路でも路面を見下ろしやすいように、ベルトラインも低く設計されている。また、ランクル伝統のホイールベース数値とし、悪路走破性を圧倒的に向上させる一方、ミラー全幅は従来型以下とし、取り回し性を確保している。
また、高い位置に設定されたヘッドライトや、分割構造のバンパーなど、壊れにくく、仮に壊れても修理しやすい設計を各所に取り入れつつ、より個性的にランクルを楽しめるカスタマイズへの対応しているのが新型モデルの特徴だ。
ボディサイズを比較してみると、
【新型ランドクルーザー250】
全長×全幅×全高:4925mm×1980mm×1870mm
ホイールベース:2850mm
【先代ランドクルーザープラド】
全長×全幅×全高:4825mm×1885mm×1835mm
ホイールベース:2790mm
新型ランドクルーザー250のボディサイズは、先代プラドに比べて大幅に大きくなっており、
全長+100mm、全幅+95mm、全高+20mm、ホイールベース+60mmとなっている。
ランドクルーザー300シリーズと同じ、GA-Fプラットフォームを採用することで、
フラッグシップモデルにも負けない程の立派なボディを手に入れることとなった。
また、フレーム剛性+50%向上、車両全体の剛性としては+30%向上している。
【インテリア比較】モダンな内装と、悪路でも安心安全な開けた視界
インテリアは高級・豪華な雰囲気からリアルオフローダーらしい機能性を感じさせるデザインへとシフト。強さと安定感のある空間、水平基調のインストルメントパネルや、様々な環境で運転する時でも迷わず操作がしやすいスイッチ形状を採用するなど、悪路走行時も含めた機能性向上に貢献しています。
ラゲッジは、大人4人が満足でき必要な物を運べる荷室容量を確保し、従来型の398Lから408Lへと拡大している。
【パワートレーン比較】日本仕様のエンジンは先代モデル同様のラインナップ
新型ランドクルーザー250のパワートレーンは全部で5種類が用意されているが、日本仕様は2種類となる。2.7L直列4気筒ガソリンと、2.8L直4ディーゼルターボが設定され、先代モデルと同様のラインナップとなる。トランスミッションは新開発の8速ATを組み合わせ、2.8L直4ディーゼルターボは中高速域の加速性能が向上した。
また、電動パワーステアリング(EPS)を採用し、キックバックによるハンドル取られを低減や、街なかでの低速時の取り回し性向上など、オフロードでもオンロードでも操縦のしやすさと疲れないステアリングフィールを実現している。
新型ランドクルーザープラド
【2.7L直列4気筒ガソリン】
最高出力:163ps(120kW)/5200rpm
最大トルク:246Nm(25.1kgm)/3900rpm
【2.8L直列4気筒ディーゼルターボ】
最高出力:204ps(150kW)/5200rpm
最大トルク:500Nm(51kgm)/3900rpm