目次
今度のランクル70は継続販売モデルだ
1984年デビューのランドクルーザー70系。いまの世界の道で走り続けている。日本でも誕生30周年を記念して2014年に期間限定で再発売された。2014年当時の価格は360万円(消費税率は8%)だった。
この当時、再発売されたモデルは、バンとピックアップで、エンジンは4.0L・V6DOHC(231ps/360Nm)でトランスミッションは5MTだった。
2014年版ランドクルーザー70バン
新型ランドクルーザー70
まず違うのはライトとフロントグリルだ。もちろんバンパー形状も違う。新型の丸目のヘッドライトは新型ランドクルーザー250と同じタイプに見える。1眼Bi-PES式+丸形DRLだろうか。
ボディサイズは
2014年版
全長×全幅×全高:4810mm×1870mm×1920mm
ホイールベース:2730mm
車両重量:2120kg
2023-24冬年販売開始予定版
全長×全幅×全高:4890mm×1870mm×1920mm
ホイールベース:2730mm
車両重量:未発表
となっている。
タイヤは、2014年版は265/70R16、新型も同サイズ(銘柄はダンロップ GRANDTREK AT23)を履く。
エンジン&トランスミッション
前述した通り、2014年期間限定再販売版のエンジンは、1GR-FE型4.0L・V型6気筒DOHCエンジン、つまりガソリンエンジンだった。
新型はランドクルーザー250と同じ1GD-FTV型2.8L直4ディーゼルターボを搭載する。
パワースペックは
1GR-FE型4.0L・V型6気筒DOHCエンジン
最高出力:231ps(170kW)/5200rpm
最大トルク:360Nm/3800rpm
1GD-FTV型2.8L直4ディーゼルターボ
最高出力:204ps(150kW)/3400rpm
最大トルク:500Nm/1600-2800rpm(豪州仕様)
となっている。
今回のランドクルーザー70が「継続販売モデル」となったのは、この1GD型ディーゼルエンジンのおかげだ。
トランスミッションは、2014年版が5MT、2023-24冬継続販売モデルが6速ATである。ランドクルーザー250が1GD型に組み合わせる8速ATと同様というわけにはいかないが、格段に燃費性能が向上するのは間違いない。
ちなみに、2014年版のJC08モード燃費は6.6lm/Lだった。さすがに、2020年代を生き抜くには、この燃費性能は厳しい。
サスペンション
サスペンションは2014年版が前後輪ともにリジッド(車軸懸架)式。フロントはコイルスプリングでリヤはリーフスプリング(板ばね)を使うシンプルな脚周りだ。
そして、新型も当然、同じ形式のサスペンション形状を採る。
2014年版ランドクルーザー70
新型ランドクルーザー70
インテリアは?
2014年版
新型ランクルのエンジン70のインテリア
新型(繰り返すが、便宜的に「新型」と呼んでいるが、2023-24年冬に販売が開始(継続販売モデルとして)されるランドクルーザー70の価格は未発表だ。が、2014年(それ以前も含めて)にランドクルーザー70を購入したユーザーの車も車歴が10年を迎える。格段に性能をアップした新型70への買い換えのニーズは高いと予想できる。マニア待望の70、ドライブしてみるのが楽しみなモデルである。