オリジナルのカウンタックは、1974年に生産が開始されたLP400だ。生産台数は152台だ。マルチェロ・ガンディーニの手による唯一無二のデザインと相まって、登場から50年近く経っても、誰もが知っているスーパーカーだ。
対する「新型カウンタック」は、2021年8月にベールを脱いだ「カウンタックLPI800-4」だ。112台のみ生産する限定モデルである。
「LP」の意味は、Longitudinale Posteriore(イタリア語で縦置き・後方の意味)だ。「I」はマイルドハイブリッド技術を意味するという。
オリジナル・カウンタックのLP400と新型カウンタックLPI800-4を並べてみよう。
ボディサイズは
オリジナル・カウンタックLP400
全長×全幅×全高:4140mm×1887mm×1070mm
ホイールベース:2450mm
車両重量:1300.5kg
新型カウンタックLPI800-4
全長×全幅×全高:4870mm×2099mm×1139mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1595kg
カウンタックLP400 vs LPI800-4、そしてミウラ
せっかくなので、スーパーカーの代表格をもう一台、並べて見よう。
ランボルギーニ・ミウラである。
ランボルギーニ・ミウラP400 1966年
排気量:3929cc 60度V12
全長×全幅×全高:4360mm×1780mm×1080mm
ホイールベース:2500mm
車両重量:980kg
エンジン
3.9ℓV12
最高出力:350ps/7000rpm
最高速度:280km/h
ミウラはご存知のとおり、V12エンジンをミッドに横置きするという極めて珍しいレイアウトをとる。ボディサイズは
全長
LPI800-4:4870mm(ホイールベース2700mm)
ミウラ:4360mm(ホイールベース2450mm)
LP400:4140mm(ホイールベース2500mm)
で
LP400よりミウラが220mm長く、LPI800-4がミウラより510mm長いということになる。
オリジナル・カウンタックLP400よりLP800-4は730mm長い。全幅もLPI800-4はLP400より212mm広いのだ。