目次
防水シートや防汚仕様の荷室 外遊び派にうれしい機能満載
2017年のデビューから5年強が経つクロスビーは、スズキの人気軽ハスラーの小型車版とも言える存在。
エクステリア
ワゴン×SUVがコンセプトで、丸目のヘッドランプはクラシカルでキュートだが、中身はなかなか本格的なクロスオーバーというキャラである。インテリアはメカニカルなデザインがギア感を演出。パワートレインは1.0ℓ3気筒ターボのマイルドハイブリッドのみ。
インストルメントパネル
大きな特徴は全幅1670㎜のナローな車幅。ハスラー同様に雪国のユーザーの声に応えたモデルだけに、最低地上高180㎜に加え、4WDモデルにはスポーツ/スノーの走行モード、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールを完備。雪道を含めた走破性に定評がある。
居住性
アウトドアでも大活躍してくれるクロスビーのシートは撥水加工が施され、荷室はハード樹脂素材の防汚タイプが基本。荷室は幅方向がクラス最大級の1305㎜もあり、後席格納時のフラット度も優秀。樹脂部分はかえってキズは目立つが、アレンジ性、使い勝手はなかなかだ。そんなクロスビーの走行性能は、特に操縦性や乗り心地はソリオなどと比べるとやや古さが目立つものの、むしろクロカンらしさあふれるクラシックな乗り味とも言えそうだ。
うれしい装備
月間販売台数 1173台(22年9月〜23年2月平均値) 現行型発表 17年12月(一部仕様変更22年7月) WLTCモード燃費 18.2km/l ※FF車
ラゲッジルーム
動力性能はターボの威力、エンジンと相性のいい6速AT、パドルシフトによってこのクラスとしては活発。坂道もグイグイ登る頼もしさがある。意外なのはFFの方が直進安定性、カーブでのタイヤの接地感に優れる点。FFか4WDかで悩まされる。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.149「2023-2024 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。