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N-BOX 現行型2代目 JF3/4型 (2017~2023年/予定)
新設計のプラットホームとパワープラントを採用し、「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という想いを込めて生み出されたのがホンダの“N”シリーズの軽自動車群。N-BOXはその中核として、革新プラットホームによる、軽乗用車の概念を超えた広さ、快適さ、経済性を実現し、ホンダが得意とするミニバンの魅力をそのまま軽乗用車に凝縮した「ミニ・ミニバン」を目指して開発された。ベストセラーとなった初代からバトンタッチして2017年に登場した2代目モデルは日本の家族のしあわせのために」をコンセプトに、ファミリーカーの新たなスタンダードとなることを目指して開発された。初代モデルの美点を継承させるとともに、ヘッドライトを全グレードLEDに、N-BOXカスタムにおいては軽自動車初のシーケンシャルウインカーを採用してテールランプもすべてLEDとするなど商品内容を発展させている。また、各種安全装備の充実も一段と推進された。この結果、初代モデルに劣らぬベストセラーの地位を堅持している。先ごろ2023年秋に3代目へのフルモデルチェンジが発表されたが、まだまだ2代目モデルも現役である。
■2020年式 GLターボ「使い勝手や安全性を考えるのなら、一番お勧めの車です」
ニックネーム:big 年式・グレード:2020年式 GLターボ 性別:男性(60歳~) 居住地域:栃木県
排気量:0,66ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:18~19km/ℓ(街乗りなので、意外と伸び無い)
長所:以前はコンパクトサイズに乗っていて、今の車に乗り換えたのですが、何と言っても室内が圧倒的に広くて長距離の移動でも問題ない事に驚かされました。走りにしてもターボのおかげで、高速道路も楽ちんだし昔の軽自動車のように高速道路で隣と話ができないほど車内がうるさい事もなく、リタイア夫婦が暮らすには充分な車です。
短所:足まわりが少し硬く段差で突き上げられることがあります。また、室内を広くする為にリヤシートをリヤモストにすると、荷室に荷物をほとんど載せることが出来ないぐらい荷室が狭いのが唯一の欠点だと思います。後付けの両面テープで付けているセンサー類がよく取れるのも欠点かな。
評価
外観:★★★★☆ 飽きの来ないデザインだと思います。
室内:★★★★☆ 物入れが少ないのでOPを付ければ快適な空間が完成すると思います。
走行性能:★★★★☆ 軽のターボとして不満は有りません。
燃費性能:★★★☆☆ もう少し頑張ってくれると良いのですが。
装備:★★★★☆ 軽自動車では及第点だと思っています。あとオートブレーキが停車まで追従してくれれば100点なのですが。
満足度:★★★★☆ 買って良かったと思っています。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「使い勝手や安全性を考えるのなら、一番お勧めの車です。よく走り、室内も広々」
■2017年式 カスタム L ターボ 「車両価格は決して安くないですがターボをオススメします」
ニックネーム:K.Ishizaka 年式・グレード:2017年式 カスタム L ターボ 性別:男性(40代) 居住地域:広島県
排気量:0.66ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:郊外:18〜19 km/ℓ、市街地12〜15 km/ℓ、高速:13km/ℓ(通勤+休日の買い物メイン。ひと月に1回平均で郊外+高速走行)
長所:走り・スタイリング・内装ともに我が家でもう1台所有の2020年式ステップワゴンスパーダe:HEVに対抗できるレベル。軽自動車とは思えない。高速や幹線道路での合流などコンパクトカーと大差ないと思います。燃費も郊外走行であれば2020年式ステップワゴンスパーダe:HEVと互角もしくは上回ります。
短所:特にありません。あえて挙げるならば…軽量化+走行性能+室内空間確保との引換えかもしれませんが燃料タンクが27ℓとちょっと小さいです。前車初期型NBOXカスタムターボはもう少し燃料タンクが大きかったと思います。
評価
外観:★★★★★ 売れるのがわかります。
室内:★★★★★ 初期型からブラッシュアップされています
走行性能:★★★★★ 申し分ありません。
燃費性能:★★★★☆ 満足しています。真夏の市街地走行での燃費ダウンも想定の範囲内です。
装備:★★★★☆ 満足しています。
満足度:★★★★☆ 車両価格は高いのですが標準装備の物が多く後から取り付けるものがほぼ無くトータルで見ればいいと思います。乗れば乗るほど満足度上がります。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「車両価格は決して安くないですがターボをオススメします。代車でNAに乗ったことがありますが、ターボはいい意味で“別物”なので乗ってみる価値はあります。1日往復55kmの通勤から異動のため往復25kmになり、幹線道路から市街地走行メインになりましたが軽自動車と思えない安定感があります」
■年式不明 カスタム G -EX ターボ 「迷っているなら何の心配も要りません。モデル末期に近いと思いますが充分に満足度は高いです」
ニックネーム:ひろ 年式・グレード:年式不明 カスタム G -EX ターボ 性別:男性(50代) 居住地域:埼玉県
排気量:0.66ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:13km/ℓ {郊外の一般道のみ(但しECONをonにして)}
長所:回転を上げてもエンジンの静粛性が損なわれず低級音が響きにくい。一般的な郊外では乗り心地の良さ。車全体の質感の高さ。特にステアリングの感触や内装など質感が高い。アレンジ可能な広い室内空間。全くファーストカーとして使えて満足度が高い。
短所:軽自動車規格でトレッドが狭く、また背も高いので高速道路走行時の横風に進路を乱されがち。アダプティブクルーズコントロールが停止まで対応していない。テレスコピックステアリングがあればもっとポジションが決まりやすい。
評価
外観:★★★★☆ バランスよくクリーンだと思う。全く不満がない。
室内:★★★☆☆
走行性能:★★★★☆ 敢えてワインディングを楽しむ車ではないが生活車としては良くできていると思う。これ一台が有れば追加の趣味車がすごく生きてくると思う。
燃費性能:★★★☆☆ 燃費はイマイチな印象。
装備:★★★★☆ ACCが0km/h対応ならもっと良かった。
満足度:★★★★☆ とにかく軽自動車の枠を超えた質感。モデル末期に近いと思いますが充分に満足度は高いです。自分は乗り始めてから満足度の高さに自動車に関する価値観がかなり変わったと思います。生活全般の在り方にも変化があるかもしれません。車好きの自分がまさか軽自動車で満足している事が一番の驚きです。また税金等の維持費の安さや高速道路の安さも嬉しい。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「迷っているなら何の心配も要りません。モデル末期に近いと思いますが充分に満足度は高いです。セカンドカーとして購入していつのまにかこっちばっかり乗っているとは良く聞く話しです。生活のための車としてなら充分に満足です。心配があるとすれば買い替えでこんな満足度は得られないのではないかという事です。次に買い替える時はBEVになるのかな、或いは現行の新車に買い替えて長く乗るのもいいかなと思います」
N-BOX 初代 JF1/2型 (2011~2017年)
ホンダが軽自動車市場での起死回生をかけて投入した新型軽乗用車“N”シリーズの第一弾モデルとして2011年に登場したのがN-BOXの初代モデル。軽乗用車の概念を超えた快適な室内空間、期待を超える使い勝手、軽のカテゴリーを超えた安心と見晴らし、クラストップレベルの燃費性能と高い出力性能を両立したパワートレイン、軽量・高効率を追求した新設計ボディと安心・低燃費を実現した新設計シャシー、高い安全性能と充実の安全装備など、あらゆる面で徹底的に造り込まれている。また、個性的なスタイリングを求めるユーザーに向けたN-BOXカスタムや、後にはN-BOX+、N-BOX SLASHといったさらに個性的な派生車種もラインアップした。この結果、市場からは高い評価を受けて発売直後から数多くの賞を受賞。軽4輪車部門の新車販売台数では2014年を除いて首位を獲得。更にホンダ4輪車史上最速となる累計販売台数100万台を達成するという大ヒットを記録し、現在のホンダを代表する車種の一つとなっている。
■2017年式 カスタム G BLACK styleパッケージ「性能面、車室空間面でとても申し分ない車だと思いました。やはり人気が出るのは解る気がします」
ニックネーム:がっちゃん 年式・グレード:2017年式 カスタム G BLACK styleパッケージ 性別:男性(50代) 居住地域:千葉県
排気量:0.66ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:13〜15km/ℓ(都内でたまにタービンを回してこの位の燃費です。ただしインテークとブースト圧をいじっています)
長所:室内は広く、標準装備品でほぼフル装備です。高速走行も不満無く走れ、下道でもブースト0.6程かければ一般車はミラーの粒になります。車室天井に空間があるので、スキーの板を入れて移動できます。キャリアで板を乗せると、相当汚れるのでとても重宝しています。
短所:率直に言うとエンジンは凄く回り文句なしなのですが、5万キロを超えたあたりから、足まわりで異音が出始め、フロント左のハブベアリングから異音が出て徐々に大きくなったためディーラーで有償交換。それから1万キロも走らないうちに、今度はCVTからの異音。ディーラーに診断をしてもらったら50万の修理費を提示されたので、今はHONDAに愛想がつき、買い換えを検討しています。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★☆ 座席を広くするために荷室を極端に狭くしてしまったため、人数を乗せての旅行はキツイ。
走行性能:★★★☆☆ 駆動系と走行系に難あり。ディーラーの対応も全然ダメ。
燃費性能:★★★★★
装備:★★★★★
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「N-BOXは性能面、車室空間面でとても申し分ない車だと思いました。やはり人気が出るのは解る気がします。但し、購入するディーラーに気をつけて下さい。営業所で対応が違います」
N-WGN 現行型2代目 JH3/4型(2019年~)
N-WGN(ワゴン)はホンダの“N”シリーズの軽自動車群の第4弾として2013年に登場したモデルで、軽乗用車の「新しいベーシック」を目指し、居住性、安全性、燃費性能、デザイン、走りのすべてを高い次元で備えたハイトワゴンクラスの軽乗用車として開発された。2019年に登場した2代目モデルは生活に一番大切なものを見極め、その本質的価値を徹底的に磨き上げるというクルマづくりの考え方から、安全性能と使い勝手をさらに追求。ひとりひとりの毎日の暮らしになじみ、誰もが心地よく使え、親しみやすさを感じるクルマを目指している。このため先進の安全運転支援システム“Honda SENSING(ホンダ センシング)”を標準装備とし、衝突軽減ブレーキ“CMBS”は、軽乗用車として初めて横断中の自転車に対応、また、街灯のない夜間の歩行者検知も進化させるなど、安全と安心環境の創出に注力されている。初代モデルから高い評価を受けている荷室は、開口部を下げたことで重い荷物や高さのある荷物を載せやすく、備え付けのボードを使えば上下2段に積み分けることもでき、シーンに合わせた荷室アレンジが可能となった。
■2021年式 L ターボ 「走りを優先するなら、他の車種を選んだ方が良い」
ニックネーム:グロム 年式・グレード:2021年式 L ターボ 性別:男性(60歳~) 居住地域:佐賀県
排気量:0,66ℓトランスミッション:CVT
平均燃費:22km/ℓ(郊外での使用がほとんど。渋滞無し)
長所:最新の安全装備を身にまとい、ターボ付きエンジンで、マニュアル操作のできるCVT装備なのに、それほど高価ではないこと。ホンダセンシングの安心感。高すぎない車高。十分に広い室内。軽自動車にしては静かな室内。ゆったりとした穏やかな乗り心地。
短所:乗り心地優先のため、コーナリングの楽しみは無い。エコモードの場合、とにかくアクセルレスポンスが悪い。アクセル操作のへたくそなドライバーが乗ってもスムーズに運転できるようにするためか、電子制御スロットルを穏やかになるようにセットしてある。そのため、微妙なアクセル操作に全く反応しない。走る楽しみのない車。
評価
外観:★★☆☆☆ なんともノッペリしたデザイン。お世辞も格好がいいとは言えない。
室内:★★★★☆ 十分に広く、リヤシートはスライドもするが、シートスライドよりも、ちゃんとたためるリヤシートの方が良い。
走行性能:★★☆☆☆ エコモードにしているときはとてもターボ付きエンジンとは思えないほどにのろま。運転する楽しみは無いが、穏やか乗り心地、静粛性など快適性はある。
燃費性能:★★★☆☆ 旧型N-WGNターボから乗り換えたが、燃費では全く向上していない。
装備:★★★★★ ハンドルオーディオコントロール、リヤカメラなども装備しているが、そのため社外品のナビを付けると、接続コード類が驚くほど高価になる。
満足度:★★★☆☆ コスパは悪くないが、走りを優先してターボにしたのに、電子制御スロットルのセッティングで不愉快になるほどのスロットル反応がイヤになる。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「旧型N-WGNターボから新型に乗り換えたが、電子制御スロットルのセッティングが大きく変更された。旧型はスロットルのストロークも小さく、踏むだけで望むパワーが出て爽快だった。ところが新型N-WGNターボは、スロットルのストロークが大きい上に、エコモードの場合、微弱スロットルワークを受け付けないので、欲しいだけのトルクがスロットルワークで得られない。旧型よりさらにロングストローク化された現在のエンジンはターボとの相性は余り良くないと思う。走りを求めてターボ付きエンジンを選んでも期待には応えないので、走りを優先するなら、他の車種を選んだ方が良い」