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ボディのねじり剛性をクーペから3.7%向上!
妥協のないパフォーマンスとハンドリングを追求するための基盤となっているのが、DB12の極めて剛性の高いアルミニウム接合構造だ。コンバーチブルモデルで課題となるボディ剛性だが、主要な構造や、エンジン・クロス・ブレースなどの追加により、DB12 ヴォランテのねじり剛性はクーペよりも3.7%向上している。
DB12 ヴォランテの圧倒的パフォーマンスは、搭載される V型8気筒4.0Lツインターボエンジンによってもたらされている。クラス最高の680PS/6000rpm、800Nm/2750-6000rpm を発揮するこの卓越した手組みエンジンは、カムプロファイルの変更、圧縮比の最適化、大型ターボの採用、冷却系の強化などにより、DB11比で34%の出力向上を実現。これにより、0-96km/h加速は3.6秒、最高速度は323km/hを誇り、息を呑むようなパフォーマンスを魅せる。
駆動系には、ZF製8速ATトランスミッション、電動リア・ディファレンシャル(E-Diff)などを搭載し、俊敏性を必要とするときには俊敏性を、安定性を必要とするときには安定性を完璧に共存させる。4段階のESCとあらかじめ設定された5つのダイナミック・モードにより、DB12ヴォランテの挙動を正確に調律することができる。
流麗な「Kフォールド」ルーフは機能性も抜群!
DB12 ヴォランテでは、ルーフの有無に限らずセンセーショナルで流麗なアスリートのようなフォルムが実現されている。電動式の「Kフォールド」ルーフは2段階の折りたたみ手順で稼働し、最大限のラゲッジ容量、迅速な操作性、見事な美観を兼ね備えている。
ルーフの開閉時間は開くのに14秒、閉じるのに16秒で、時速50kmまでの速度及び時速50kmまでの向かい風までなら開閉が可能だ。さらに開閉は車の半径2メートル以内であれば、リモートキーで操作することもできる。
また、ルーフカラーは、4種類用意されており、標準はブラック。オプションとしてレッド、ブルー、ブラック&シルバーが選択することができる。
アストンマーティン自社開発のインフォテインメント・システムを搭載!
DB12は、アストンマーティンで初めて自社開発された次世代インフォテインメント・システムを搭載した最初のモデルとなっている。新システムは、センターコンソール部の10.25インチ ピュアブラック・タッチスクリーンで操作。また、運転中でも安全に操作できるように、ギアセレクト、ドライブモードセレクト、エアコンなどの主要なインターフェースは物理スイッチで残されているのが特徴だ。
また、シャシー、ESP、エグゾースト、レーンアシスト、パーク・ディスタンス・コントロールのオーバーライド・スイッチも用意され、最も使用頻度の高い操作系が常に手元で行えるようになっている。
DB12用のまったく新しいナビゲーション・システムは、オンライン接続機能を備え、よりクイックな操作感を実現。この新しい3Dマッピングは、車線案内やリアルタイムの交通状況をオーバーレイ表示し、直感的でわかりやすい指示を提供する。また、Apple CarPlayとAndroid Auto はワイヤレスでのスマートフォン接続にも対応している。
DB12 ヴォランテは、2023年8月18日(金)にカリフォルニアで開催される「モントレー・カー・ウィーク」で世界デビューを飾り、生産は2023年第3四半期に開始され、最初の納車は2023年第4四半期に予定されている。