【後付け装備の今! vol.7】積載性だけじゃない! ルーフボックスの選択基準とは? THULE・INNNO・TERZOの最新モデルをチェック!【CarGoodsMagazine】

アウトドアレジャーを楽しむ場合、車内だけでは荷物が積みきれないこともある。そんな時でもアフターパーツを使えば積載量のアップグレードが可能。その有効な手段がルーフボックスだ。ここではトップブランド3社の最新アイテムをご紹介しよう。

もちろん、ルーフボックスはそんなの通りルーフ上に取り付けるため、走行風をダイレクトに受けてしまう部分といえる。そのためデザインによっては空気抵抗が増して、燃費の悪化を招いてしまうのは仕方のないところ。しかし最新モデルは空気の流れを解析し、燃費悪化を最小限に抑えるデザインも取り入れられているのが特徴だ。

世界トップブランド「THULE」が牽引する最新デザイン

例えば世界トップブランドと呼ばれる「THULE(スーリー)」は、そんな最新トレンドを作り上げるメーカーの一つ。1942年にスウェーデンで誕生したスーリーは、世界最大のカーキャリアメーカーとして知られている。その製品開発は自動車のデザイントレンドに合わせて常に進化が図られ、時代ごとのクルマと自然に溶け込む形状が特徴だ。必然的に最新モデルでは省燃費性能を考慮した空力デザインが採用され、従来品よりも大幅に空気抵抗を減らす形状となっているのだ。

時代に合わせTHULE『ベクターALPチタン(価格:39万6000円/税込)』では、カールーフの湾曲に沿ったデザインへと形状進化している。

Made in Japanの信頼と実績を兼ね備えた「INNO」

また、レジャーシーンによってはボックスに収納して移動しても、移動先の駐車場からさらに現地までの荷物移動が大変になることもある。その際にはボックスごと取り外してキャリーになるアイテムなどもラインアップされているだけに、進化したルーフボックスはレジャーシーンでの利便性を大きく変えてくれるはず。

そんなエポックメイキングをリリースするのは、メイド・イン・ジャパンを特徴とする「INNO(イノー)」。日本で企画・設計されるのはもちろん、製造も日本国内で行なっている純国産ブランドは、日本市場で今求められる機能を熟知している。

荷物を入れたまま脱着が可能な新発想から生まれたINNO『ギアキャリー160(価格:7万1500円/税込)』。ハンドルとキャスターが装着されているため、そのまま持ち出せる利便性が特徴。

その開発プロセスは各界のプロやチームと契約し、使い勝手や機能、性能をヒアリング。プロの意見だけでなくレジャーを楽しむスタッフの意見も集約されるため、初心者からハードユーザーまで使う人の満足度は高いというわけ。

実用とデザインを両立するタフさが売りの「TERZO」

1983年にPIAAから誕生したシステムキャリアブランドの「TERZO(テルッツオ)」。80年代後半のスキーブームでは多くのユーザーに親しまれ、日本を代表するカーキャリアブランドとして成長。どんな場所でも頼れる相棒のような頑丈さと、外装パーツとして装着時に映えるデザイン性や一体感の追求。特にルーフボックス表面に使用するシートは、耐久性とデザイン性を重視している。

Terzo『オルカ420B(実勢価格:7万3000円前後/税込)』は、耐候性に優れたシートを使用しシボ加工の表面が落ち着いた印象を与える。

ルーフボックスも時代とともに大きく進化し、デザインや使い勝手は大きく向上してきている。便利さを求めるルーフボックスだからこそ、最新アイテムを積極的に選ぶのが最適解なのである。

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