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日本国内では令和8年(2026年)1月より発売される新車に対して適用
国連の多国間協定「車両等の型式認定相互承認協定」は1958年に締結され、現在日本を含めて59カ国が加入。自動車の輸出入の円滑化をその目的としている。そして今回成立した国際基準は、もちろん日本国内にも導入されるが、適用は令和8年1月以降に発売される新車および、継続生産車は令和11年(2029年)1月から。つまり現行車への装着義務は今のところ発生しないが、ことは安全に関わる問題なので早めの対策も必要だ。そこで前方確認機器には、現在どのような製品があるのか? 確認してみた。
フロント・サイドカメラおよびコーナーセンサーが有効
データシステムでは、この新国際基準に対応する『マルチVIEWカメラ』『サイドVIEWカメラ』および『コーナーガイドセンサー』をラインアップしている。
『マルチVIEWカメラ』はフロントおよびリヤにも装着できる汎用タイプのアシストビューカメラ。最大180度の水平画角で広範囲の確認が可能。正像鏡像の切り替えができ、画面表示パターンはスーパーワイドビューや、トップビューなど計6種類を内蔵。コントロールスイッチで表示画面を切り替えられる。
運転席から見えづらい助手席側の側面の安全を確認でき、狭い駐車場や縦列駐車時に役立つ『サイドVIEWカメラ』には汎用タイプのほか、車種専用キットも用意。安全基準に適合した簡単・確実な取り付けを実現している。
後付けカメラ&コーナーセンサーで小さな子どもたちの未来を守ろう
さらにもう一つ。液晶表示やアラーム音などで障害物との距離を知らせてくれる『コーナーガイドセンサー』はベーシックモデルの『スピーカーセット』(S)と液晶表示モニターを加えた『距離表示モニターセット』(M)、音声で知らせてくれる『ボイスアラームセット』(V)の3タイプを用意。センサーはフロントおよびリヤバンパーに埋め込むことができ、汎用タイプながら仕上がりは純正品と同等だ。
ちなみに国際基準では、鏡やカメラ、コーナーセンサー単体で死角がなくならなくても、組み合わせによって死角がなくなればOK。それほど厳しい基準ではないので、現行車種でも適合しているものは多いと思われる。
今一度自分の愛車の運転視界を確認して、もし死角が存在するなら、小さな子どもたちの未来のためにも、後付けカメラやコーナーセンサーの導入を検討していただきたい。