【新☆用品テスト】三角停止板よりもコンパクト! 作業灯にもなるエマーソン『マルチLED停止表示灯』を使ってみた!【CarGoodsMagazine】

高速道路上でクルマが故障した際、設置が義務づけられている「停止表示器財」。これまで、いわゆる「三角停止表示板」しか認められていなかったが、道交法規則の改正により基準に適合したLED停止表示灯も認められるようになった。これで重くてかさばり、収納スペースに悩んでいた三角表示板ともおさらばできる! ということで今回テストしたのがエマーソンの『マルチLED停止表示灯』。その実力をチェックしてみた。

DC12V電源が不要のコンパクトサイズでポケットにも収まる

ちなみに停止表示器財は設置義務はあるものの、なぜか積載義務はない。しかし万が一の故障を考えると、やはり積載していた方が安心感もある。しかしながら従来の三角停止表示板や、DC12V電源に接続して使用する、覆面パトカーに装着するような回転灯のような停止表示灯は大きくてかさばるのが難点だった。

ところがこのエマーソン『マルチLED停止表示灯』は全長わずか103mm、質量135gという超コンパクトサイズ。ダッシュボードなどわずかなスペースに収納でき、付属のケースにはベルト通しも装備。
バイクに乗るときにも常備できるのだ。使用電源は単4形アルカリ乾電池3本で、DC電源は不要。充電する必要もなく、新品の乾電池を用意しておけば、いつでもフルパワーで使用できるのだ。

EMERSON『マルチLED停止表示灯 EM-369(実勢価格:3300円前後/税込)』

約10時間の連続点滅が可能で夜間時の作業灯としても大活躍

本体サイドに装備されている大型のCOB(Chip On Board)LEDは、上側に停止表示用の紫色LED、下側に明るさを2段階に設定できる白色LEDを搭載。作業灯としても活用できるのだ。駆動時間は紫点滅で約10時間、白色点灯でも約10時間(LOW)/3時間(HI)とロングライフ。

白色点灯と紫点滅の2色のチップオンボードLEDを内蔵。本体上部の電源ボタンを押すことで、白色点灯で2段階の明るさと紫点滅を切り替えられる。

また、本体底部とクリップ部に強力なマグネットを内蔵しており、車体の金属部分にしっかりと固定することが可能だ。さらに本体はIPX3相当の防滴仕様となっており、悪天候時でも安心して使えるのだ。

表示停止灯としても作業灯としても十分な明るさを発揮

実際に高速道路上で使用する際には、車両の後方上部、もしくは右側面にマグネットで固定。LED面を後方に向けて紫点滅を行うのだが、特に右側面にマグネット固定する際、クリップ部が180度以上スイベルするので、確実に後方へ危険を知らせることができる。

実際の停止表示の使用方法は、車体の右側面や右上部にマグネットで固定。電源ボタンを3回押して紫点滅に切り替えればOK。

また作業灯として使用する際にもボンネットなどにマグネットで固定し、思い通りの方向を照らすことができるのだ。ちなみに白色点灯は最大200ルーメンの明るさで、真っ暗闇での作業もしっかりサポート。停止表示灯としての車載はもちろんだが、作業灯として普段も存分に活用でき、いざという時も乾電池を交換すればフルで使える。煩わしい電源コードや充電の必要がないことも注目ポイントだ。

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