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初心者にもお勧めできる、おおらかなドライブフィール
クロスビーは軽SUVのハスラーの拡大版のように見えるが、小型車用のプラットフォームを採用しており、ボディ骨格からして別物。
エクステリア
もちろんハスラーよりもボディがひと回り大きく、丸みを帯びたフォルムはハスラーよりもボリューム感がある。インテリアはハスラーよりも横方向に余裕が増しているが、運転席からは前方の景色や斜め前が見やすいので運転がしやすく、取り回しの良さは軽自動車並みだ。短い全長の割には室内が広く、後席も頭上や足元に余裕がある。荷室はあまり広くはないが、後席スライドが付いているから、乗員と荷物の量に合わせて自在に調整ができる。荷室は防汚仕様だからレジャーにも適している。
インストルメントパネル
エンジンは1.0ℓ3気筒直噴ターボで、トランスミッションもこのサイズでは珍しい6速ATを搭載。欧州車の直噴ターボのように低回転域からトルクがスムーズに立ち上がるから、思いのほかキビキビと走ってくれる。6速ATは燃費の面では不利だが、日常的にはネガティブな要素はなく、山道ではパドルシフトを上手く使えば楽に走れるようになる。
居住性
サスペンションが日常走行の快適性を重視したソフトな設定のため、山道では車体のロールが大きくなりがちになる。ステアリングの応答性もマイルドで、中立付近の反応も穏やかだからリラックスして乗ることができる。
うれしい装備
月間販売台数 1212台(22年11月〜23年4月平均値) 現行型発表 17年12月(一部仕様変更 22年7月) WLTCモード燃費 18.2km/l ※FF車
ラゲッジルーム
全体的にゆったりとしたドライブフィールに仕上がっているから、初心者でも運転しやすい。軽並みの扱いやすさと普通車の走りを両立した巧みなコンパクトカーだ。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.150「2023-2024 コンパクトカーのすべて」の再構成です。